2015年キネマ旬報ベスト・テンの日本映画第1位『恋人たち』と、外国映画第1位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、テアトル梅田で1月16日(土)から2週間緊急上映される。
キネマ旬報のベスト・テンは、映画雑誌の老舗である同誌が1924年より発表している映画のランキング。毎年選考委員により「日本映画ベスト・テン」と「外国映画ベスト・テン」が選出される。日本映画監督賞や脚本賞、男優賞なども発表。多くの映画好きから「ベスト・テンと言えばキネ旬ベスト・テンのこと」と言えるほど知られている。
今回発表された2015年のベスト・テンでは、日本映画は『恋人たち』が1位に。以下、『野火』『ハッピーアワー』『海街diary』『岸辺の旅』『GONIN サーガ』『この国の空』『ソロモンの偽証』『母と暮せば』『きみはいい子』と続く。
外国映画では、1位が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。以下、『アメリカン・スナイパー』『アンジェリカの微笑み』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『黒衣の刺客』『神々のたそがれ』『セッション』『雪の轍』『インヒアレント・ヴァイス』『おみおくりの作法』となっている。
ちなみに個人賞は、主演女優賞に深津絵里さん、主演男優賞に二宮和也さん。助演女優賞に黒木華さん、助演男優賞に本木雅弘さんが輝いた。監督賞・脚本賞は『恋人たち』の橋口亮輔さんが選出された。
今回この結果を受けて、テアトル梅田では緊急上映を決定。テアトル梅田では例年、ベストテンの映画のうちから一部を春に特集上映していたが、今回は1月早々に、日本映画1位『恋人たち』と外国映画1位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をそれぞれ2週間限定で上映する。
『恋人たち』は、『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督が手がけた人間ドラマ。通り魔に妻を殺された男、突如現れた男に心が揺れ動く主婦、親友に想いを募らせる同性愛者の弁護士、という、心に傷を抱えた3人の男女の姿を描いている。
テアトル梅田でもその人気からロングラン上映されていた。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、荒廃した近未来を舞台に描くジョージ・ミラー監督の「マッドマックス」シリーズの最新作。水を支配する独裁者イモータン・ジョーやその部下のウォーボーイズたちから逃亡する女性たちの戦いを主軸に描く。
2015年6月の日本上陸以降、その世界観や映像美、アクション性、ストーリーなどが熱烈なファンを拡大し、いくつかの映画館では上映期間延長となった。さらに、立川シネマシティの「極上爆音上映」や、塚口サンサン劇場での「Screaming“MAD”上映」などが多数開催。イベントにはコスプレした参加者も訪れるなど、多くの熱狂的なファンを生み出した。
『恋人たち』 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 の特別上映は、大阪のテアトル梅田で、1月16日(土)から1月29日(金)まで2週間実施。料金は通常料金。上映時間は後日発表予定。
『恋人たち』予告編 |
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 1月16日(土)~1月29日(金) ■映画館 ■サイト |