映像などの新しい楽しみ方や視点を提供する「一般批評学会」が、大阪・十三のシアターセブンで12月11日(金)夜、「金曜日の試写会」第2弾を開催。映像とそれ以外の物の「マリアージュ」を堪能する。
一般批評学会は、2011年に関西で活動をスタートした有志クループ。作品を観賞したあと、自由な発想で感想を言い合い、作品を下敷きにしながら新たなコミュニケーションを生み出すことを目指している。
これまでもシアターセブンなどのスクリーンを使った催しを定期的に開催してきたが、2015年9月からは、イベント名を「金曜日の試写会」にリニューアル。第1弾は「旅行」をテーマに、夏にいろんな人が旅をして撮影した写真をスクリーンに上映。他人の旅を追体験しながら共有する催しを行った。
12月11日は第2弾として、「マリアージュ」をテーマに開催。もともとは料理と飲み物、特にワインとの組み合わせの妙を楽しむ言葉だが、今回は映像と映像以外のものを組み合わせて生まれる思いがけない驚きを提供する。
ちなみに一般批評学会では、これまでその実践手法として「メソッド」と呼ぶ様々な手法も考案している。映像鑑賞後に作品をテーマにして会話をするためのルールのようなもので、たとえば「その映像作品の監督になりきって観客からの質問に答える」「初対面の男女という設定でその映像について感想を言い合う」など、一見ユニークな手法で、映像単体ではなくその周辺の話題を巻き込みながら、観客同士の人生や性格までが浮き上がってくるような会話を生み出してきた。
「批評というのは難しい話ではなく、もっとみんながやっていることだよね、ということを広めていきたい」と話す、同団体主宰の一人、岩淵拓郎さん。「学会とか言ってますけど本当は学会じゃないんで、なんとなくピンときた人はどうぞ遊びに来てください」と呼びかけている。
一般批評学会の「金曜日の試写室 vol.2 ~マリアージュ編」は、12月11日(金)に大阪・十三のシアターセブンで開催。19時開場、19時15分よりスタート。入場料1,000円+1ドリンク。
詳細情報 |
■開催日程 12月11日(金) 19時開場、19時15分開演 ■料金 ■開催会場 ■サイト |