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第16回宝塚映画祭が開催へ 谷崎潤一郎特集や各種企画を実施

宝塚市民の手による「宝塚映画祭」の第16回が、11月21日(土)から開催される。今回の特集は「谷崎潤一郎 没後50周年記念」や「宝塚映画 名作選」など。

宝塚映画祭2015

宝塚映画祭は、宝塚市民の手により運営が継続されてきた映画の催し。阪神・淡路大震災のあと、かつては映画製作所があり映画の都として知られた宝塚を「もう一度映画の街にしよう」との思いで、2000年にスタートした。今年で第16回を迎える。
昨年は、宝塚歌劇が100周年を迎えたことに合わせて、「100年」をキーワードに開催。「100年前/100年後の僕たちへ―不在と永遠のイメージ」と題し、『100歳の少年と12通の手紙』や『100,000年後の安全』、『先祖になる』など、100年前や100年後に思いをはせながら鑑賞できるドキュメンタリーやドラマ映画を上映した。

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シネ・ピピアで開催される宝塚映画祭(写真は2015年)

第16回目の今回は、没後50年を迎えた谷崎潤一郎にスポットライトをあてる。阪神間で長年暮らした文豪で、映画製作にも打ち込んだことがあるという谷崎の作品は、『細雪』『春琴抄』など多数が阪神間でロケが行われ、映画化されていることから、そうした作品を特集上映する。
また「宝塚映画名作選」と題し、宝塚映画製作所で撮影された作品の上映も行う。

宝塚谷崎

さらに今回は、「スタッフが101人に観せたい映画」と題した企画を実施。自作の哲学書をリヤカーで売り歩く名物おじいさんのドキュメンタリー『ろまんちっくろーど~金木義男の優雅な人生~』、旅と青春を描いた『オン・ザ・ロード』、近未来の宇宙SFヒューマンドラマ『インターステラー』、マック赤坂ら粉末候補たちが選挙に挑み続ける様を描き、人気となったドキュメンタリー映画『立候補』の4本を上映する。
先日まで京都造形芸術大学で映画製作を指導していた、「私立探偵濱マイク」シリーズなどで知られる林海象監督の企画も。稲垣足穂の文学作品を映画化した『彌勒 MIROKU』の上映と、監督を招いてのトークイベントを開催する。

宝塚その他

第16回宝塚映画祭は、11月21日(土)~11月27日(金)まで宝塚のシネ・ピピアで開催予定。

詳細情報
■開催日程
 11月21日(土)~11月27日(金)

■開催映画館
シネ・ピピア
宝塚市売布2-5-1ピピアめふ5F、TEL 0797-87-3565

■サイト
宝塚映画祭
第16回宝塚映画祭
シネ・ピピア