音楽をテーマにした映画イベント「京まちなか☆音楽映画祭2015」と「MOOSIC LAB 2015」が同時期に京都で開催される。立誠シネマなど様々な場所で実施。多彩なトークイベントやライブも企画されている。
「京まちなか映画祭」は、京都の新京極商店街を中心とした映画上映イベント。もともと2002年にスタートした新京極映画祭を下敷きに、「京都のまちなか」に規模を拡大した。2013年に、音楽をテーマにした「京まちなか☆映画祭」として再スタート。2014年からは「京まちなか☆音楽映画祭」と題して、音楽色をより強く押し出した企画を盛り込んだ。
今年は10月10日(土)から10月20日(水)まで、京都の立誠シネマ、京都シネマ、MOVIX京都といった映画館、さらに誓願寺、磔磔などの場所でも実施する。
立誠シネマではオール京都ロケの『カントリーガール』(2010年、70分)やニューロティカのドキュメンタリー映画『あっちゃん』(2015年、103分)、ソウルミュージックの聖地と呼ばれたスタジオのドキュメンタリー『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』(2013年、111分)などが上映。
磔磔では、『ロックンロール・ハイスクール』(1979年、90分)が、京都シネマでは『バグダッド・カフェ』(1987年、108分)、岩井俊二監督の『スワロウテイル』(1996年、149分)が、MOVIX京都では『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2015年、122分)と『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』(2014年、139分)がそれぞれ上映予定。
さまざまなトークイベントも企画されているほか、京都の映像作家とミュージシャンによるミュージックビデオも各会場での映画の前に上映される。
もう一つの「MOOSIC LAB」は、2011年より毎年開催されている映画イベント。「MOOSIC」(ムージック)とは、「MUSIC」と「MOVIE」をかけ合わせた造語で、音楽と映画との新たなコラボレーションの姿を切り開こうと、映画の配給・宣伝を行うSPOTTED PRODUCTIONSが立ち上げたプロジェクト。インディーズ映画とミュージシャンとのコラボレーションの場として実施され、今年で5年目となる。これまでも、今泉力哉さん、加藤行宏さん、内藤瑛亮さん、山戸結希さんら、インディーズ出身で現在活躍中の若手監督が多数参加。BiSや大森靖子さんのように、大きく知名度を上げたミュージシャンも多い。
今回は立誠シネマで、10月10日(土)から10月23日(金)まで開催。招待作品として『私たちのハァハァ』、『雲の屑』、『真夏の夢』と『大切な君へ』、『おんなのこきらい』、『サッドティー』、『百円の恋』を特別上映するほか、映画監督とミュージシャンがコラボした8作品が上映される。
関西では立誠シネマのほかに、神戸の元町映画館で10月24日(土)から11月6日(金)まで開催。京都・神戸で集計した観客投票をもとに選抜された作品が、11月に開催予定の大阪・十三の第七藝術劇場へ駒を進めることができる、サバイバルシステムを採用している。
10月15日(木)から18日(日)は、京都国際映画祭も行われ、にぎやかになる京都。
芸術の秋、音楽と映画の祭典を古都・京都で満喫しよう。
「京まちなか☆音楽映画祭2015」は10月10日(土)から10月20日(水)まで開催。立誠シネマでは10月10日(土)から10月12日(月・祝)まで実施。
「MOOSIC LAB 2015」は、立誠シネマで10月10日(土)から10月23日(金)まで、神戸・元町映画館で10月24日(土)から11月6日(金)まで、大阪・第七藝術劇場で11月にそれぞれ開催予定。
「MOOSIC LAB 2015」予告編 |
詳細情報 |
■開催日程 ・京まちなか☆音楽映画祭2015 10月10日(土)~10月20日(水) ※立誠シネマでは10月10日(土)~10月12日(月・祝) ・MOOSIC LAB 2015 ■開催会場 ほか ■サイト |