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詩的で叙情的なチェコアニメの第一人者 大阪でトルンカ作品上映

アニメ大国チェコの隆盛を導いた立役者、イジー・トルンカの作品を上映するトークイベントが、大阪のロフトプラスワン・ウエストで9月20日(日)の昼に開催される。

真夏の夜の夢
イジー・トルンカが手がけた『真夏の夜の夢』

もともと共産主義体制であったことから、芸術活動に大きな制限がかけられていたチェコ。ただし、アニメ制作に限っては国家を挙げての支援が行われたため、多くの芸術家が参加する結果となった。その芸術性の高さが認められ、カンヌ国際映画祭ではディズニーを破って受賞するなど、世界でも有数のアニメ大国となった。

今回はそんなチェコアニメの中から、イジー・トルンカという巨匠の作品を上映。
絵本の挿絵画家、人形作りの職人として有名だった彼が、アニメ制作の経験がなかったところからスタートし、チェコをアニメ大国にしたと言われている第一人者で、詩的・叙情的でファンタジックな世界を描いた。
イベントでは、『コントラバス物語』(1949年、13分)、『おじいさんの物々交換」(1953年、8分)、そしてトルンカ最後の長編作品でシェークスピア原作の『真夏の夜の夢』(1959年、73分)を特別に上映。
さらに、トルンカをはじめとするチェコのアニメ作品の日本での配給を数多く担当するアットアームズの眞部学さんが登壇し、チェコアニメについてのトークを披露する。

トルンカ
『コントラバス物語』
おじいさん
『おじいさんの物々交換』

「1945年からトルンカは試行錯誤をかさね、あらゆる作品を生みました。1959年のこの作品(『真夏の夜の夢』)は、キャリアを積み成熟したトルンカとトルンカが鍛え上げたチェコアニメのスタッフの集大成となった作品です。そして、トルンカの最後の長編作品です」と話す担当者。「この不朽の名作を是非、9月20日(日)13時~ロフトプラスワンウエストで観ましょう!秋の午後にビールでも飲みながらご覧頂いて優雅な日曜の午後を過ごしましょう」と呼びかけている。

「午後のまどろみとチェコアニメ~アニメを芸術に高めたトルンカの世界~」は、大阪・宗右衛門町のロフトプラスワン・ウエストで9月20日(日)開催予定。12時開場、13時スタート予定。料金は前売=2,000円、当日=2,500円。1オーダー500円以上必要。

詳細情報
■開催日程
9月20日(日)
 12時開場、13時開演

■料金
前売2,000円、当日2,500円
※要1オーダー500円以上

■映画館
ロフトプラスワン・ウエスト
大阪市中央区宗右衛門町2-3美松ビル3F、TEL 06-6211-5591

■サイト
午後のまどろみとチェコアニメ
チェコ・チェコランド
ロフトプラスワン・ウエスト