プロからアマチュアまで多数の監督が制作した「バカ映画」を集めた「鉄ドン」の『フールジャパン』第2弾がシアターセブンで5月5日(火・祝)に有料試写会を実施。第1弾も5月16日(土)から一週間上映される。
もともと大阪の有名映像制作サークル「DAICON FILM」(ダイコンフィルム)の中心メンバーが東京に行ってガイナックスを設立した際に、残されたメンバーがバカ映画の制作を継続。それが後に、1992年のバカ映画祭「鉄ドン」の開催につながったという。現在は「世界でもっとも有名なバカ映画祭の一つ」と自称し、短編オムニバス映画の制作を行ってきた、
まずは昨年、『フールジャパン ABC・オブ・鉄ドン』(2014年、96分)と題したオムニバス映画が完成。AからZまでアルファベット26文字に合わせて、26人の映画監督や映像作家らが短編“バカ”映画を作り上げ、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014などで上映された。
さらに第2弾として、『フールジャパン 鉄ドン危機一発』(2015年、76分)と題したオムニバス作品を制作。今回は21人の監督による平均3分の作品たち。監督たちが全力で挑んだ短編バカ映画が再び集結した。
バカな映画であるため、「金返せ」コールが観客席から巻き起こるのも、特徴の一つだという。主催側は、「なんでもありのバカ映画を全力で楽しんでほしい。ここでしか味わえない映画体験です」とPRする。
参加監督は、プロからアマチュアまでさまざま。『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の田口清隆さんや『へんげ』の大畑創さんなど現役プロの監督から、河瀬直美さんプロデュースによって『瘡蓋譚』を制作した上野遼平さん、その他高校生・大学生など多彩な制作陣が、「バカ映画を作る」という同じ志のもと結集した。
今回はまずゴールデンウィーク期間中の5月5日(火・祝)に、この第2弾の有料試写会を実施。
その後、5月16日(土)から一週間は、第1弾の『フールジャパン ABC・オブ・鉄ドン』を上映する。
会場はそれぞれ大阪・十三のシアターセブン。
詳細情報 |
■開催・上映日程 ・『フールジャパン 鉄ドン危機一発』有料試写会 5月5日(火・祝) ・『フールジャパン ABC・オブ・鉄ドン』上映 ■映画館 |