日本を代表する大女優・原節子さんの出演作43本の特集上映が、大阪のシネ・ヌーヴォで4月末から開催。6週の予定が7週に延長、5回券に特典付き、現存最古の原節子映像の上映など、以前の発表より大幅にパワーアップする。
原節子さんは、戦後の日本映画を代表する女優。1935年の『ためらふ勿れ若人よ』でデビュー。以降、黒澤明、木下恵介、 成瀬巳喜男ら日本の巨匠監督の作品に出演した。中でも小津安二郎監督の作品で知られ、『東京物語』(1953年)など小津作品の代表作を含む6作品に出演している。
1963年、小津監督が死去した頃に、女優業を引退した。結婚は報じられておらず、ファンの間からは「永遠の聖女」とも呼ばれた。2000年のキネマ旬報発表の「20世紀の映画スター・女優編」で日本の女優の第1位に輝くなど、今なお多くのファンがいる。
シネ・ヌーヴォでは、今年が原節子さんのデビュー80年であることを記念し、「銀幕デビューから八十年 女優原節子のすべて」と題した特集上映を企画。『晩秋』『麦秋』『小早川家の秋』などの小津作品や、大ヒット作『青い山脈』など、出演作43本を7週間かけて一挙に上映する。
中には、当時15歳で出演した、現存最古の映像『魂を投げろ』(1935年)の特別上映も行われる。
特集上映「銀幕デビューから八十年 女優原節子のすべて」は、4月25日(土)から6月12日( 金)までの7週間、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで実施予定。劇場窓口で5回券購入の方には、原節子特集のみで使える招待券1枚をプレゼントする。
詳細情報 |
■実施日程 4月25日(土)~6月12日(金) ■料金 ・当日 *レイト割引 19:40〜以降の回は1,200円均一 劇場窓口で5回券購入の方には、原節子特集のみで使える招待券1枚をプレゼント ■映画館 |