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震災に向き合う2人の映画監督 京都・立誠シネマで3.11特集企画

発生から4年を迎える東日本大震災を今一度問い直す特集企画が、京都の立誠シネマで開催へ。『フタバから遠く離れて』シリーズと「東北記録映画三部作」を一挙上映する。舩橋淳監督・濱口竜介監督の対談も。

立誠東北top
(C)2012 Documentary Japan, Big River Films
(C)ドキュメンタリージャパン/ビックリバーフィルムズ

「立誠シネマ特集企画 ~東北から遠く離れて~」は、京都の元・立誠小学校の映画館「立誠シネマ」が東日本大震災の3.11に合わせて実施する上映企画。東北の姿を記録した2人の映画監督の作品を対比しながら、震災から4年を迎えるいまだからこそ考えることについて問いかける。

まず舩橋淳監督の『フタバから遠く離れて 第一部』(2012年、96分)と、『フタバから遠く離れて 第二部』(2014年、114分)を連続上映。福島第一原発事故によって埼玉県に避難した福島県双葉町の住民たちの姿を記録したシリーズで、第一部では避難後の9カ月を、第二部ではその後の3年間をカメラに収めている。

双葉1
『フタバから遠く離れて 第一部』(C)2012 Documentary Japan, Big River Films
双葉2
『フタバから遠く離れて 第二部』(C)ドキュメンタリージャパン/ビックリバーフィルムズ

つづいては、酒井耕・濱口竜介監督の「東北記録映画三部作」と題した4本、『なみのおと』(2011年、142分)、『なみのこえ 新地町』(2013年、103分)、『なみのこえ 気仙沼』(2013年、103分)、『うたうひと』(2013年、120分)を上映する。震災の被害を受けた人々の対話から、地域の伝承・民話までを記録しているドキュメンタリーだ。

なみのこえ
『なみのこえ』

上映期間中には、舩橋淳監督と濱口竜介監督のトークイベントも実施。「特別対談 ~東北から遠く離れて~」と題し、2監督初の対談を行う。

「立誠シネマ特集企画 ~東北から遠く離れて~」は、3月7日(土)から京都の立誠シネマで実施。3月7日(土)から20日(金)まで、『フタバから遠く離れて 第一部』とスピンオフ短編『放射能』を、3月21日(土)から4月10日(金)までは『フタバから遠く離れて 第二部』を上映する。
3月14日(土)から27日(金)までは合わせて、「東北記録映画三部作」を上映。4本を日替わりで上映する。
特別対談は3月22日(土)19時から実施予定。作品の鑑賞半券提示が必要。

詳細情報
■上映日程
・3月7日(土)~20日(金)
『フタバから遠く離れて 第一部』+『放射能』

・3月14日(土)~27日(金)
「東北記録映画三部作」を日替わり上映

・3月21日(土)~4月10日(金)
『フタバから遠く離れて 第二部』

・3月22日(土) 19時~
舩橋淳監督と濱口竜介監督の特別対談

■映画館
立誠シネマプロジェクト
京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3770-0818(受付、開館時間のみ対応)、075-201-5167(事務所))

■サイト
『フタバから遠く離れて 第一部』+『放射能』
『フタバから遠く離れて 第二部』
東北記録映画三部作
立誠シネマプロジェクト