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『くちびるに歌を』大阪試写会に新垣結衣さん 生徒役の合唱も

映画『くちびるに歌を』の特別試写会が、大阪の御堂会館で2月18日(水)に開催され、主演の新垣結衣さんと三木監督が登壇。生徒役の15名が「手紙~拝啓 十五の君へ」の合唱を披露した。

くちびるに歌をtop
新垣結衣さんと三木監督、生徒役の男女が登壇

『くちびるに歌を』(2015年、132分)は、アンジェラ・アキさんの大ヒット曲「手紙~拝啓 十五の君へ」をモチーフに作られた中田永一さんの小説を映画化した作品。新垣さんが演じるのは、元・天才ピアニストと噂される音楽教員で、同級生の教師が産休に入ったために東京から長島県・五島列島の中学校の合唱部の顧問をつとめることになる役どころ。15才の少年少女たちと交流していく姿を描く。監督は『ソラニン』『ホットロード』などの青春映画で知られる三木孝浩さん。

くちびるに歌を
© 2015 『くちびるに歌を』製作委員会 ©2011 中田永一/小学館

登壇した三木監督は同作について「15歳には15歳なりの悩みがあって、大人には大人なりの悩みがあるけれど、お互い寄りそうことで力を与えていけるというメッセージを受け取ったので、合唱を通じてそれを皆さんに届けられたらいいなと思いました」と話す。
「15歳の自分に届けたい言葉は何ですか?」と聞かれた新垣さんは、「何とかなるから大丈夫だよ、と伝えたい」と話し、「アンジェラ・アキさんの曲の2番は、15歳の自分への返事なんですけど、それをそのまま贈ってあげたい。ちゃんと一生懸命生きていれば、助けてくれる人や出来事に、出会うべきとき出会えて来れているので、それを15歳の自分にも言ってあげたいです」と語った。

くちびるに歌を生徒
生徒たちも、撮影中の裏話を披露した

途中には、登壇した生徒役の12人が作中でも取り組んだ合唱を披露。ほとんどが合唱未経験からスタートしたといい、「バラバラの子たちが合唱を通じて成長していく物語を、半分ドキュメンタリーのような形で撮影することが出来た」と三木監督は振り返る。「自分のためじゃなくて人のために歌うとき、みんなほんといい顔をするんです。その顔を見ると、こちらも勇気付けられます」と感無量に。

くちびるに歌を合唱
「手紙~拝啓 十五の君へ」を合唱

「歌は、短い時間で心が通い合う素敵なもの。その思いが全国に伝わっていって欲しい」と話す三木監督。新垣さんは「作中で一生懸命生きている15歳の子らは、きっとみなさんの15歳に重なると思います。皆さんが主役の映画だと思ってます」と呼びかけた。

映画『くちびるに歌を』は、2月28日(土)から大阪ステーションシティシネマなど全国で公開予定。

『くちびるに歌を』予告編

詳細情報
■上映日程
2月28日(土)~

■サイト
『くちびるに歌を』公式サイト