9月1日(土)、大阪・十三の第七藝術劇場で、『どんずまり便器』(81分、2011年)の上映がスタートし、小栗はるひ監督の舞台あいさつが行われた。
スクリーン前で映画について語る小栗はるひ監督 |
『どんずまり便器』は、自主映画監督を助成する「シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション(CO2)」の第6回で選出され、制作された作品。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012のオフシアター部門にノミネートされ、主演女優賞を受賞した。凶暴で男にだらしない「どんずまり女」の生き様と、彼女と弟の秘密の過去を描いている。
映画の中で表現されていたのは、ショッキングな性愛。成熟することなく屈折してしまった女の“性”というものが、監督自身を表現しているように思えた。舞台あいさつで初めて見た監督は、ごくごく普通の明るい女性で、どんな人が出てくるのだろうと待っていた私は、少し驚いてしまった。
観客の質問に、丁寧に答える小栗監督 |
「観客の方にも、家族愛の様なものを感じて欲しい」と語る小栗監督。舞台あいさつ終了後には、多くの質問が観客から投げかけられ、監督はその一つ一つに丁寧に熱く返答していた。
これからのさらなる成長が楽しみな若手監督が、また一人誕生したことを実感した。今後の挑戦に期待したい。
『どんずまり便器』は第七藝術劇場で上映中。9月7日(金)までの1週間限定。
■上映日時
9月1日(土)~9月7日(金)
16:25~・21:00~
■料金
当日券 一般1,700円、専門・大学生1,400円、シニア1,000円
■上映場所
第七藝術劇場
(大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ6階 、TEL 06-6302-2073)
■サイト
第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/
『どんずまり便器』公式サイト
http://movie.geocities.jp/torauma_donzumari/