東映を代表する俳優で、2014年末に相次いで逝去した高倉健さん・菅原文太さんの作品計10本を5週間にわたって追悼上映する特集が、尼崎の塚口サンサン劇場で2月7日(土)からスタートする。
高倉健さんと菅原文太さんは、東映を代表する映画俳優。2014年末に相次いで死去が報じられ、映画ファンを中心とした多くの人に衝撃を与えた。
塚口サンサン劇場は、1953(昭和28)年に「塚口東映劇場」という名称でスタート。その名のとおり、多くの東映作品と観客を結び付けてきた。高倉さん菅原さんの作品ももちろん多数上映。「日本映画を支えてきて、当劇場も大変お世話になったお二人への感謝の気持ち」から、今回の企画を実現させた。
「出演作が多いので作品選びは悩んだ」と話す劇場担当者。「二人の魅力が最もわかりやすい作品にした」という。「懐かしいと思われる方、初めて見る方、久しぶりに見る方、一人でも多くの方に日本映画にすべてを捧げた偉大な俳優の姿をスクリーンで楽しんでいただきたいです」と抱負を語るが、「追悼上映ではありますが、湿っぽさはこの二人には似合いませんので娯楽映画の醍醐味を存分に楽しんで欲しい」と呼びかけている。
上映作品は、それぞれ5本。高倉健さん出演作は『網走番外地 大雪原の対決』(1966年)、『鉄道員 ぽっぽや』(1999年)、『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』(1966年)、『日本侠客伝』(1964年)、『ブラックレイン』(1989年)。
菅原文太さん出演作は『仁義なき戦い 代理戦争』(1973年)、『わたしのグランパ』(2003年)、『県警対組織暴力』(1975年)、『太陽を盗んだ男』(1979年)、『トラック野郎 爆走一番星』(1975年)。
常に高倉作品と菅原作品が1本ずつ、1週間ごとに上映されていく。
「高倉健・菅原文太 追悼上映」は、尼崎の塚口サンサン劇場で2月7日(土)から3月13日(金)まで実施予定。一般料金1,000円。当日2本鑑賞すれば1,500円になる割引も。
詳細情報 |
■上映日程 2月7日(土)~13日(金) 『網走番外地 大雪原の対決』 『仁義なき戦い 代理戦争』 2月14日(土)~20日(金) 2月21日(土)~27日(金) 2月28日(土)~3月6日(金) 3月7日(土)~13日(金) ■料金 ■開催会場 |