自殺したミュージシャンとバンド仲間、そして映画監督の3人の青春を切り取ったドキュメンタリー『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が、大阪の第七藝術劇場と京都の立誠シネマで12月13日(土)から上映される。1月には神戸でも。
映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2013年、119分)は、ドキュメンタリー映画作品。駆け出しの映画監督太田信吾さんが、自殺した友人のミュージシャン増田壮太さんと、彼とバンド仲間の冨永蔵人さんとの関係性の変化と物語を描く。
高校時代のバンドコンテストで優勝し、メジャーデビューの夢をつかみかけた増田壮太さん。バンド解散後も音楽活動を続けていたが、2010年12月に27歳で自殺してしまう。増田さんの活動をカメラで記録しつづけていた増田さんの後輩の太田さんは、遺言として「映画を完成させてね。できればハッピーエンドで」という言葉を受け取り、その希望通りに映画を完成させようとする―という物語。
印象的なタイトルは、太田監督が共感したという岡田利規の同名小説集から採られている。山形国際ドキュメンタリー映画祭2013のアジア千波万波部門に出品され上映された。東京では8月からポレポレ東中野などで上映。長澤まさみさん、谷川俊太郎さんら著名人からも賛辞のコメントが届いている。
関西では、大阪・十三の第七藝術劇場と京都の立誠シネマプロジェクトで、12月13日(土)から公開開始。神戸アートビレッジセンターでも2015年1月9日(金)から15日(木)まで上映予定。
第七藝術劇場と立誠シネマでは現在、3人の青春物語であることに合わせて、3人で来場した人は合計で3,300円になる「三三三割引」の実施も予定されている。
『わたしたちに許された特別な時間の終わり予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 ・第七藝術劇場 12月13日(土)~ ・立誠シネマ ・神戸アートビレッジセンター ■映画館 立誠シネマプロジェクト 神戸アートビレッジセンター ■サイト |