阪神・淡路大震災がテーマの映画『神戸在住』で使用されたイラストなどを展示するタナベサオリさんの作品展「旅猫と星とふくろう森」が、大阪・北堀江のART HOUSEで12月11日(木)から実施。脚本家らとのトークイベントも。
映画『神戸在住』(2014年、96分)は、木村紺さんの同名マンガの実写化作品。1995年に起きた阪神・淡路大震災から20年の節目に合わせて、この震災を知らずに育った19歳の主人公が神戸の街で震災の記憶に触れ、心境が変化していく様子を描いている。
作中で主人公の美大生・辰木桂が出会い、大きな影響を受けるのが、車いすのイラストレーター日和洋次。彼が制作したイラストが作中でも重要な意味を持つが、それを制作したのが滋賀在住のイラストレータータナベサオリさん。「宇宙のドコカにある猫の国」をテーマにイラスト制作をつづけ、絵本のような短い動画「フィルム絵本」も手がけるなど、精力的に活動している。
『神戸在住』の公開を控える今回、大阪で作品展を開催。同作に登場するイラストの展示を行うほか、「旅猫と珈琲町とふくろう森」の世界をめぐるイラストレーション作品の展示も実施する。
期間は12月11日(木)から16日(火)、各日12時から19時30分まで。場所は大阪・北堀江のショップ&アートギャラリー「ART HOUSE」。
また12月13日(土)の20時からは、「星灯りの宴」と題し、『神戸在住』の企画プロデュースの大西昭彦さんと脚本の安田真奈さんを招き、フィルム絵本上映会とトークのイベントを行う。
タナベサオリさんは「逢いたい人へと繋がる想いをテーマに、猫を案内人にして1F・2Fそれぞれ展示しています。旅猫と一緒に絵の世界を巡ってみて下さい」と呼びかけている。
なお映画『神戸在住』は、2015年1月17日(土)からテアトル梅田、シネ・リーブル神戸などで公開開始。
『神戸在住』予告編 |
詳細情報 |
■開催日程 12月11日(木)~16日(火) 各日12時~19時30分 (最終日は17時まで) ※「星灯りの宴」は、12月13日(土)20時~ ■料金 ※「星灯りの宴」は、会費1,500円 ■開催会場 |