大阪の老舗機器メーカー「タケモトデンキ」が、脱力系アニメ「Peeping Life」とコラボ。「ピアノの会社じゃない」「いつまで中小企業やってんだ」など自社を“ディスる”動画で新卒採用活動を行っている。
タケモトデンキ(大阪市淀川区)は、創業98年を迎えた老舗機器メーカー。計測制御機器をはじめとした商品を開発し、現在は東北の復興支援や東京オリンピックを中心とした建設事業を陰で支えている。創業100周年を前に、新ブランド「Hakaru+(ハカルプラス)」を発表。製品ブランドとしての認知拡大を目指す。
この節目に合わせて、採用活動も強化。2016年度の新卒採用に向けて、特設サイトを立ち上げた。「100年に一度の人材求む。」と題し、様々な角度から会社を紹介。社員同士のクロストークや、先輩たちの一週間スケジュールの紹介、計測機器メーカーらしく様々な数値で会社の情報を紹介する「数字ではかる!タケモトデンキ」コーナーなど、親しみやすいコンテンツを掲載している。
中でも、森りょういちさんによる人気CGアニメ作品「Peeping Life」とコラボレーションした動画が一番の目玉。Peeping Lifeは、脱力系のアドリブ芝居とアニメーションを融合させたシリーズ作品で、YouTubeでの配信やヴィレッジヴァンガードでの販売などで人気を拡大。今年2014年には手塚プロ・タツノコプロとコラボレーションした映画『Peeping Life ~WE ARE THE HERO~』が全国公開されるなど、話題を呼んでいた。
今回のタケモトデンキ新卒案内動画では、同社が出展する採用ブースでのゆるいストーリーをアニメーション化。「ああ、ピアノの会社ですね」と勘違いされたり、計器でなく「ケーキを作っている」と思われたり、「さすが中小企業」とバカにされるなど、自社を“ディスる”(貶める、誹謗中傷する、という意味のネット用語)ユニークな内容となっている。
また、同新卒採用活動のに中では、2015年3月・4月に「謎解き脱出ゲーム型説明会」も実施予定。近年流行しているリアル体験型ゲームの一環で、参加者が、閉じ込められた部屋のどこかに隠された様々な謎解きのヒントを見つけ出し、それを頼りに謎にチャレンジしていくものになる予定だという。
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