大阪・九条のシネ・ヌーヴォで10月25日(土)、「黒澤明映画祭」が開幕した。生涯全30作品が8週間にわたって上映される。ロビーには作品ポスターの展示も。
「黒澤明映画祭」は、同社が先日「社運をかけた映画祭」と発表し、関西の映画ファンの間で大きな話題を呼んだ特集上映企画。
今年2014年が『七人の侍』誕生60周年なのを記念し、世界のクロサワとして知られる同監督が生涯にわたって制作した全30作品を8週間にわたって上映するというもので、朝から夜まで、全ての回で黒澤作品のみを上映。シネ・ヌーヴォがクロサワに染まる2カ月となる。
またロビーには、有志からも提供されたという黒澤明映画のポスターの展示も。『七人の侍』や『天国と地獄』『椿三十郎』といったクロサワ代表作の、当時の雰囲気を味わうことができる。
物販ブースでも、クロサワ特集を実施。黒澤明にちなんだ書籍を多数販売する。
もともと国内の映画館ではなかなか上映が進まなかったという黒澤明作品。シネ・ヌーヴォでも今年6月の「小國英雄特集」で黒澤作品数本の上映を考えたが、かなわなかったという。景山さんは「念願だった全作品上映を開催することができた。文化としての映画が見直されるなか、あまりに面白く、世界の映画人にも大きな影響を与えた黒澤作品こそ、繰り返し上映されるにふさわしい。特に若い世代にぜひ見てほしい特集上映だと思っています」と話す。
「黒澤明映画祭」は、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで、12月19日(土)まで開催中。
またキネプレでは、ミニシアターの周辺の食事どころを紹介する「キネプレごはん部」で、シネ・ヌーヴォ周辺の飲食店随時取り上げている。
詳細情報 |
■開催日程 10月25日(土)~12月19日(土) ■料金 ※レイト割引 19時以降の作品は1,200円均一 ■映画館 ■サイト |