死刑制度について考えてもらおうという特集上映「死刑映画週間II」が、京都シネマで10月11日(土)から実施され、『休暇』『A』などの映画が上映される。森達也さんらアフタートークも。
「死刑映画週間」は、2012年に実施された特集上映。死刑廃止を目指し2009年より活動する京都の市民グループ「京都にんじんの会」が、死刑について考えてもらおうとスタートさせたもので、反響を受けて第2弾が企画された。
今回は、死刑囚の「支え役」を志願した刑務官の苦悩と死刑囚の日常を描いた『休暇』(2007年、115分)、直木賞受賞作を深作欣二監督が映画化した『軍旗はためく下に』(1972年、97分)、オウム真理教の教団内にカメラを持ち込み、大きな反響となったドキュメンタリー『A』(1998年、135分)を上映。
また韓国からは、新人刑務官の目を通して「事実中の死刑廃止国」といわれる韓国の刑罰がテーマの『執行者』(2009年、96分)を、中国からは、法改定によるベテラン裁判官の苦悩を描いた『再生の朝に』(2009年、96分)を、それぞれ上映する。
またアフタートークも多彩に実施。『A』を手がけたドキュメンタリー作家森達也さんをはじめ、京都の大学や大学院で刑事法や刑事学に造詣の深い人、また弁護士たちが、それぞれの映画や死刑制度全体についてトークを行う。
「死刑映画週間II」は、10月11日(土)から17日(金)まで、京都シネマで実施予定。一部のアフタートークは、京都シネマではなく京都産業会館で実施される。
詳細情報 |
■実施日程 10月11日(土)~17日(金) ■料金 ・当日 ■映画館 |