大正時代を舞台に、異色の世界観での青春活劇を描いた『シュトルム・ウント・ドランクッ』が、大阪のシネ・ヌーヴォで上映中。京都・立誠シネマでも上映予定。立誠では山田監督自選作上映なども。
『シュトルム・ウント・ドランクッ』(2013年、138分)は、大正時代を舞台にした異色の青春活劇映画。実在した無政府主義結社「ギロチン社」をモチーフに、社会運動家やそれを取り巻く若者たちの物語を描く。「シュトルム・ウント・ドランクッ」とは「疾風怒濤」の意味で、18世紀後半、ゲーテらを中心にドイツで起こった革新的文学運動からとられている。
監督は、山田勇男さん。寺山修司主宰の「天井桟敷」に入団し、寺山映画の美術や衣装デザインなどを手がけた。稲垣足穂の「一千一夜物語」をモチーフにした作品を発表するなど、映画監督としても活動している。今作は10年ぶりの長編作品となる。
現在、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで上映中の同作だが、京都の立誠シネマでも10月11日(土)からの上映が決定。ともに10月24日(金)まで。
さらに、立誠シネマでは、「映畫の白晝夢」と銘打ち、10月13日(月・祝)には山田監督の過去短編計8作を上映する特集企画を実施するほか、つげ義春原作の『蒸発旅日記』の4日間上映なども行う。
また、山田監督の登壇も予定。10月13日(月・祝)に、シネ・ヌーヴォと立誠シネマそれぞれで舞台あいさつを行う予定だという。
予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 シネ・ヌーヴォ ~10月24日(金) 立誠シネマ ※山田勇男監督自選作品上映は、10月13日(月・祝)、 ■映画館 立誠シネマプロジェクト ■サイト |