日活ロマンポルノの最盛期を支えた映画監督鴨田好史さんをしのぶ特集上映「鴨田好史レトロスペクティブ in 京都」が、京都みなみ会館で9月27日(土)から行われる。
鴨田好史さんは、『精霊たちの祭』(1979年)でデビューした映画監督。映画会社日活の契約助監督として、当時人気だった日活ロマンポルノを支えつづけた。中でも日活ロマンポルノの帝王と呼ばれた神代辰巳監督の作品のほとんどで助監督を務めている。
その他、自身でもロマンポルノやVシネマ作品を多数手がけてきた。2013年9月末に死去。
今回は、鴨田監督の死去1年にあわせて、追悼特集を実施。監督作の『ドキュメント・ポルノ 屋台売春』(1982年、58分)、『路上』(1996年、42分)や、神代辰巳監督作で自身は脚本を執筆した『恋人たちは濡れた』(1973年、76分)、『濡れた欲情 特出し21人』(1974年、77分)、プロデューサーを務めた『京極真珠』(1997年、60分)などを1週間にわたって上映する。
実は有志による企画持込みで実現したという今回の特集上映。「行く先が定かならず、酒とともに無頼の生を送りながら、映画への熱情だけは決して失うことのなかった鴨田のもとには、若き相米慎二や根岸吉太郎ら、多くの映画人が集いました。ここ京都にも、彼を慕い、彼とともに映画を作った人たちがいます。 一周忌を機に、再上映されることのほとんどなかった鴨田の作品を、ここ京都で回顧上映し、多くのゲストを交えて、彼の映画への熱情を改めて確認したいと思います」と呼びかけている。
「映画監督鴨田好史一周忌 鴨田好史レトロスペクティブ in 京都」は、9月27日(土)から10月3日(金)まで、京都みなみ会館で実施される。
詳細情報 |
■開催日程 9月27日(土)~10月3日(金) ■料金 ■映画館 |