神戸の元町映画館が8月21日(火)に開館2周年を迎える。同館では特別企画として、チェコアニメのカレル・ゼマン特集上映を実施中。
元町映画館は2010年8月に誕生。それ以来地域に根差したミニシアターとして、多くの人に愛されている。
今回2周年を迎えるにあたり、チェコアニメ特集を企画。「幻想の魔術師」と呼ばれたカレル・ゼマンの作品7作を上映している。
SFの父、ジュール・ヴェルヌをこよなく愛し、“トリック映画の始祖”ジョルジュ・メリエスの後継者とも言われたカレル・ゼマン。元町映画館の担当者は「リアルさや精巧さを追い求める現在のSFと異なり、スクリーンいっぱいに想像の羽根を広げるゼマンの作品は、詩情あふれる繊細な美しさとトボけた味わいに満ちています」と太鼓判。「時にはのんびりと童心にかえって、不思議の国・チェコからやって来たレトロなアニメーションを楽しんでみませんか」と呼びかけている。
『水玉の幻想』 |
上映される作品は『クリスマスの夢』(11分)、『プロコウク氏 映画製作の巻』(8分)、『水玉の幻想』(12分)、『鳥の島の財宝』(68分)、『盗まれた飛行船』(90分)、『クラバート』(73分)、『ホンジークとマジェンカ』(66分)の7作品。
※『盗まれた飛行船』は、ジュール・ヴェルヌの原作を映像化したもの。
『盗まれた飛行船』 |
詳しい内容は元町映画館特設サイトで。
■開催日時
8月18日(土)~24日(金)
17:40~
19:30~
■料金
一般1,500円、2プログラム券2,400円
■会場
元町映画館
(神戸市中央区元町通り4-1-12、TEL 078-366-2636)
■サイト
元町映画館
http://www.motoei.com/
モトマチセレクションvol.13 幻想の魔術師カレル・ゼマン
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