カメラ一つで旅をする映像作家の世界各国の音楽をめぐる映像を一気に体験できる特集企画「旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界」が、9月13日(土)から京都の立誠シネマで実施される。
ヴィンセント・ムーンは、フランス・パリ出身の映像作家。多くのミュージシャンの撮影を手がけ、路上やカフェ、屋根の上などにミュージシャンを連れ出して演奏を記録するというスタイルで脚光を浴びた。2008年からは、カメラ一つで遊牧民のように世界を旅をし、現地で出会った音楽、パフォーマンスを映像におさめるプロジェクト「ノマディック・フィルムメイキング」を始動。これまで600組以上のミュージシャンを撮影している。
今回、立誠シネマでは、彼が撮りためた世界の映像の中から、「ウクライナ・クリミア・コーカサス編」「地中海・アフリカ編」「ブラジル編」「南米編」「アジア編」「ヨーロッパ編」の6編を、一挙に観ることのできる特集企画を実施。彼の旅を追体験するように観賞することができる。それぞれ、バンドミュージシャンから教会音楽、児童らの合唱、フラメンコとのセッション、民族音楽、サンバ、地元楽団など、多彩な音楽が収められている。
「ウクライナ・クリミア・コーカサス編」 |
「地中海・アフリカ編」 |
「ブラジル編」 |
「南米編」 |
「アジア編」 |
「ヨーロッパ編」 |
「FROM ATP + Take Away Shows 傑作選」 |
また、「FROM ATP + Take Away Shows 傑作選」を追加でラインナップ。アーティストがキュレーターとなり出演者を決め、出演者と観客が一つの宿泊施設に泊まるという異色な音楽フェスティバル「ATP」のドキュメンタリー映像2本と、ヴィンセント・ムーンの路上などにミュージシャンを連れ出すスタイル「Take Away Shows」の3本を合わせて上映する。
ちなみにヴィンセント・ムーンは現在、ネット上で資金提供を募るクラウドファンディングに挑戦中。日本の知られざる音楽に焦点を当て、音楽の根源を探求する長編ドキュメンタリー映画『響・HIBIKI』の制作費の支援を募っている。
「旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界」は、京都の立誠シネマプロジェクトで、9月13日(土)から9月26日(金)まで実施される。全編2回ずつの上映。
詳細情報 |
■上映日程 9月13日(土)~9月26日(金) 「ウクライナ・クリミア・コーカサス編」 9月13日(土)・24日(木) ■料金 ■映画館 ■サイト |