大阪・本町の商業ビルがアート空間に変貌する「HONMACHIアート∞チェーン」が、8月17日(日)から8日間にわたって開催される。初日と最終日には上映や映画トークの催しも。
「HONMACHIアート∞チェーン」は、「アートがつながる、アートでひろげる、無限の輪」をコンセプトにスタートしたアートのムーブメント。大阪・本町の駅前にある商業ビルの空室や屋上を、アート空間として活用することで、さまざまなアーティストに発表の場を広げようと活動している。
今回は第0回として、8月17日(日)から8月24日(日)までの8日間にわたるアートイベントを開催する。
まず常設展として、ビルの2階のスペースを活用したアート展示を展開。メインとなる「生・生・世・世」は、七色夢想を主宰し、絵画のような舞台美術を手がける舞台美術家・高島奈々さんと、kasaneというユニットでも活動する衣装デザイナー・植田昇明さんの共同展。他にも様々なアーティストの作品が、ギャラリーさながらに2階スペースに展開され、ビルをアートで彩る。
さらに初日の8月17日(日)と最終日の8月24日(日)には、屋上のななそらステージでオープニング・クロージングイベントを開催する。
まず17日(日)のオープニングでは、3つの企画を実施。
夕方から真夏の夕涼みステージと題し、7組の出演者によるバンド演奏や弾き語り、怪談朗読などが行われる。
その後は映画トークのイベント。新作映画の魅力を紹介するイベント「映画総合案内所」を手がけるメディアライターの浅尾典彦さんと、毎月設定したテーマで映画を掘り下げる「日曜日には鼠を殺せ」を行う映画評論家のミルクマン斉藤さんが、出張コラボ企画を実施し、これから公開の映画について語りつくす。
最後は、映画上映を実施。昨年『ソウル・フラワー・トレイン』でおおさかシネマフェスティバル新人監督賞に輝いた西尾孔志さんの過去作品2本を上映。さらに、同日シネマート心斎橋で上映されている西尾監督の最新作『キッチンドライブ』の原作を手がけた劇団子供鉅人の益山貴司さんらも駆けつけ、ミルクマン斉藤さんらを交えてのトークを行う。
24日(日)のクロージングでは、「投げ銭バトルステージ」と題し、8組によるライブ演奏を実施。観賞者の投げ銭の金額によって優勝を決定する。
その後は、高島奈々さんと植田昇明さんの「生・生・世・世」を観察したビデオを上映しながらの2人によるトークショーが行われる。
また、17日(日)と24日(日)は6階でアート・マーケットも実施される。
同イベントの主催者は「アーティストの活動によって、今まで関連のなかった色々なものが繋がって行くといいなと思っています」と期待を寄せている。
詳細情報 |
■開催日程 8月17日(日)~8月24日(日) 各日11時~22時30分 ・オープニングイベント ・クロージングイベント ※ともに屋上ななそらステージにて ■料金 ■開催会場 ■サイト |