神戸の元町映画館で「追悼テオ・アンゲロプロス 特集上映」の第2弾が始まっている。
テオ・アンゲロプロスはギリシャの映画監督。留学先のパリから帰国後、映画制作をはじめ、『旅芸人の記録』(1975年)でカンヌ映画祭・国際批評家賞を受賞。ベネチア映画祭金獅子賞、カンヌ映画祭パルムドールなど多くの国際的な賞を受賞し、映画ファンの中でも印象に残る巨匠である。2012年1月24日、交通事故にあい76歳で死去。惜しむ声が多く、世界中で追悼上映が催されている。
今回上映されるのは『狩人』(1977年)と『シテール島への船出』(1984)の2作品。特に『シテール島への船出』は、カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞しているほか、アンゲロプロス作品の中でほぼ最初に本格的な音楽を導入した映画。また、それまで描いていた「共産主義」と決別し、新たに「国境」を描く映画を作っていくその最初の作品としても注目されている。
元町映画館では7月に第一弾として『旅芸人の記録』(1975年)を上映した。今回は、8月4日(土)~10日(金)の上映になる。11月まで残り4回に分けて追悼特集を行う予定。
■上映日時
8月4日(土)~10日(金)
8月7日(火) 13:20~『シテール島への船出』 15:55~『狩人』
8月8日(水) 13:20~『狩人』 16:30~『シテール島への船出』
8月9日(木) 13:20~『シテール島への船出』 15:55~『狩人』
8月10日(金) 13:20~『狩人』 16:30~『シテール島への船出』
■料金
当日一般1,200円
5プログラム券5,000円(ポストカード付き)
■会場
元町映画館
(神戸市中央区元町通り4-1-12、TEL 078-366-2636)
■サイト
元町映画館
http://www.motoei.com/
【キネプレ記事】神戸でギリシャの巨匠アンゲロプロス監督の追悼上映
http://www.cinepre.biz/?p=1188