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手塚治虫アニメを一挙上映 京都で没後25年記念オールナイト企画

手塚治虫の没後25年を記念し、手塚治虫のアニメーション作品などを一挙上映する「没後25年 フィルムは生きている!手塚治虫とアニメーション」が、京都みなみ会館で8月9日(土)、オールナイトで実施される。

手塚ナイト1

手塚治虫は、言わずと知れた漫画の神様。多くの名作漫画を世に送り出すとともに、まだ黎明期だった日本のアニメーションの普及と拡大にも尽力したことで知られている。
今回京都みなみ会館では、立命館大学映像学部の協力のもと、オールナイトイベントを企画。手塚治虫が手がけたフィルムアニメーションや、彼の原作をもとにしたアニメ作品などを一晩で一挙に上映するというもので、同校のプロデュース実習の生徒が立案から広報、運営までを行っている。

上映されるのは、手塚治虫の「ぼくの孫悟空」をベースに手塚自身が演出を手がけた『西遊記』(1960年、88分)や、同氏の虫プロダクションによる実験的アニメーション『森の伝説PART1』(1987年、30分)、『ジャンピング』(1984年、7分)、『おんぼろフィルム』(1985年、6分)の3作、息子でヴィジュアリストの手塚眞さんによる『ブラックジャック ふたりの黒い医者』(2005年、93分)、虫プロダクションで多くの手塚作品を手がけたりんたろうさんによる『メトロポリス』(2001年、107分)、そしてこの両氏が手塚治虫記念館のために制作した、少年時代の手塚治虫とオサムシの交流を描いた『オサムとムサシ』(1994年、18分)の計8作品。『オサムとムサシ』以外は35ミリフィルムでの上映となる。
また合間には、手塚眞さんとりんたろうさんのゲストトークも予定されている。

オサムとムサシ
『オサムとムサシ』(C)手塚プロダクション
BJ
『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』(c)2005 映画「ブラック・ジャック」製作委員会

企画を手がけた同校のプロデュース実習生は、「自然と科学、生と死、愛と憎しみ、人間と宇宙、戦争と平和などのテーマに、様々な手法で挑み続けた手塚治虫の作品が、今もなお、創作的なインスピレーションの源泉であり続けていることに着目したい」と表明。「この機会に、大スクリーンで、手塚治虫の創作の魅力に触れていただきたい」と呼びかけている。

手塚ナイト2

「没後25年 フィルムは生きている!手塚治虫とアニメーション」は、京都みなみ会館で8月9日(土)の夜から8月10日(日)朝まで開催される。22時開場、22時15分上映開始、翌6時30分終了予定。料金は前売2,000円、当日2,220円(学生・会員は2,000円)。

詳細情報
■開催日程
8月9日(土)
 22時開場、22時15分上映開始
 翌6時30分終了予定

 22時20分~ 『オサムとムサシ』上映
 22時40分 手塚眞×りんたろうゲストトーク
 0時~ 『西遊記』上映
 1時50分~ 『森の伝説PART1』『ジャンピング』『おんぼろフィルム』上映
 2時50分~ 『ブラックジャック ふたりの黒い医者』上映
 4時40分~ 『メトロポリス』上映

■料金
・当日
 一般2,200円、学生・会員2,000円

・前売
 2,000円

■映画館
京都みなみ会館
京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)

■サイト
没後25年 フィルムは生きている!手塚治虫とアニメーション
京都みなみ会館