昭和の日本映画に華を添え、2014年に生誕90周年を迎えた4人の女優、淡島千景、乙羽信子、京マチ子、高峰秀子の特集上映が、大阪のシネ・ヌーヴォで約1カ月に渡り実施される。
数多くの記念特集、追悼特集を実施してきたシネ・ヌーヴォが今回長期にわたって手がけるのは、昭和の日本映画に華を添えた女優たちの特集企画。
宝塚歌劇団出身で、『夫婦善哉』(1955年)で一世を風靡した淡島千景さん。
同じく宝塚出身で、淡島千景さんと人気を二分した乙羽信子さん。
大阪松竹歌劇団から大映の看板女優に成長し、黒澤明監督の『羅生門』(1950年)など世界的にも評価の高い作品の主演を次々と務めた京マチ子さん。
そして子役から大スターになり、、『二十四の瞳』(1954年)などで国民的な人気を獲得した高峰秀子さん。
この、日本映画を語る上で外せない4人が全員1924年生まれであることから、今年2014年に生誕90年記念として特集を企画。
淡島千景さん出演の『やっさもっさ』(1953年、106分)、『修禅寺物語』(1955年、102分)など6作品、乙羽信子さん出演の『愛妻物語』(1951年、97分)、『源氏物語』(1951年、123分)など7作品、京マチ子さん出演の『痴人の愛』(1949年、90分)、『滝の白糸』(1952年、97分)など8作品、高峰秀子さん出演の『樋口一葉』(1939年、83分)、『虹を抱く処女』(1948年、87分)など7作品の、計28本を一挙に上映する。
特集上映「生誕90年記念 1924年生まれの日本映画のミューズたち 淡島千景、乙羽信子、京マチ子、高峰秀子」は、7月26日(土)から8月29日(金)まで、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで開催される。毎日2回から5回上映。
詳細情報 |
■開催日程 7月26日(土)~8月29日(金) ■料金 ・当日 ■映画館 |