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ガーデンシネマの歴史彩った10作品 京都シネマでメモリアル上映

今年2月に閉館した梅田ガーデンシネマのメモリアル上映が、京都シネマで8月頭から実施へ。元スタッフが選んだ10作品が5週間にわたって上映される。

ガーデンシネマメモリアル

梅田ガーデンシネマは、梅田スカイビル4階にあったミニシアター系映画館。開館は1997年。多くの映画ファンに愛されていたが、2014年2月末に惜しまれつつ閉館した。跡地は、同ビル3階にあるシネ・リーブル梅田の増床部分として活用されている。

今回のメモリアル上映は、京都シネマからの提案で実現したという。梅田ガーデンシネマで上映された作品の中から、同スタッフが厳選した10作品を5週間にわたって上映する。
邦画からは、『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)や『かもめ食堂』(2005年)、『誰も知らない』(2004年)、『ディア・ドクター』(2009年)の4作品を、洋画からは『ギター弾きの恋』(1999年)、『シュガーマン 奇跡に愛された男』(2012年)、『ル・アーブルの靴みがき』(2011年)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2003年)、『麦の穂をゆらす風』(2006年)、『オーケストラ!』(2009年)の6作品をチョイスした。

かもめ食堂
『かもめ食堂』(c)かもめ商会 PHOTO 高橋ヨーコ
ディアドクター
『ディア・ドクター』
ギター弾きの恋
『ギター弾きの恋』(C)Canfield Pictures / The Documentary Company

元支配人の松本富士子さんは「唯一心残りだったことが、『さよなら上映を実施できなかったこと』」だといい、今回の企画が立ちあがった時、とても喜んだことを表明。ガーデンシネマのスタッフたちが、心をこめて作品をセレクトした。「“ガーデンらしさ”をお届けできれば幸いです。当時の思い出とともに、珠玉の作品群をお楽しみください」と呼びかけている。

「梅田ガーデンシネマメモリアル」は、京都シネマで8月2日(土)からスタート。9月5日(金)まで、1週間に2作品ずつを上映する。
梅田ガーデンシネマの払い戻し前の会員証か、払い戻し後に受け取った会員割引証を提示すれば、500円で観賞可能。

詳細情報
■上映日程
8月2日(土)~8月8日(金)
 10時40分~『ギター弾きの恋』
 13時~『誰も知らない』

8月9日(土)~8月15日(金)
 10時40分~『ジョゼと虎と魚たち』
 13時~『モーターサイクル・ダイアリーズ』

8月16日(土)~8月22日(金)
 10時40分~『かもめ食堂』
 13時~『ディア・ドクター』

8月23日(土)~8月29日(金)
 10時40分~『シュガーマン 奇跡に愛された男』
 13時~『麦の穂をゆらす風』

8月30日(土)~9月5日(金)
 10時40分~『ル・アーブルの靴みがき』
 13時~『オーケストラ!』

■料金
一般1,500円、大学生以下・シニア・障がい者1,000円
京都シネマ会員500円
梅田ガーデンシネマ会員500円

■映画館
京都シネマ
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地COCON烏丸3F、TEL 075-353-4723)

■サイト
梅田ガーデンシネマメモリアル
京都シネマ
「どうか映画観つづけて・・・」 梅田ガーデンシネマが閉館[レポート]