フランスの喜劇監督ジャック・タチの作品を一挙公開する映画祭が、元町映画館で開催へ。トークイベントや菓子のコラボ、展示など多彩な催しを展開する。
ジャック・タチは、1907年フランス生まれの映画監督・俳優。喜劇役者からスタートし、1949年に長編監督デビュー。『ぼくの伯父さん』(1958年)でアカデミー賞外国語映画賞、1977年には、セザール賞を受賞。映像美や緻密な音の使い方などでも知られており、同時代のオーソン・ウェルズやジャン=リュック・ゴダールなどにも大きな影響を与えたと言われている。
ジャック・タチ映画祭は、同氏が手がけている長編映画6作品やその他短編作を一挙公開するというもの。関西では5月末よりシネ・リーブル梅田で、6月に京都みなみ会館でそれぞれ開催されてきた。
今回は、元町映画館で開催に合わせて、同館総力でこの映画祭をバックアップ。さまざまな企画を実施する。
まず来館者に色鮮やかなタチワールドを体感してもらおうと、同館2階を、「ジャック・タチワールド」に改装。タチの年表や作品紹介などを展示する。
スタンプラリーにも力を入れ、1プログラムを観賞するごとに1つ押されるスタンプを3つためると、ジャック・タチオリジナルシール、クレールフォンテーヌ1951復刻ノート、紅茶レーベル「ジャンナッツ」のオジリナルティーバッグトレイの3つの中から好きなものがプレゼントされる。
さらには、お菓子の提携企画も。意外な素材でユーモラスな菓子を作る「レモンと実験」さんとコラボし、ジャック・タチをイメージしたお菓子を同館で数量限定で販売するほか、同館近くの「Cafe cru.」では、フランスの定番メニュー「クロック・ムッシュ」を期間限定で提供する。
また、7月12日(土)の18時から特別イベントも開催予定。音楽家でmini studio creative代表の安井麻人さん、フランス関連情報サイトFRENCH BLOOM NETの竹内馨さん、Tatamizeさんら、「ジャック・タチ大好きな人たち」が登壇し、タチの世界を解き明かすトークを展開する。
元町映画館の「ジャック・タチ映画祭」は、7月5日(土)から7月18日(金)まで開催予定。
詳細情報 |
■開催日程 7月5日(土)~7月18日(金) ※トークイベントは、7月12日(土)18時~ ■映画館 ■サイト |