15世紀の朝鮮を舞台に、顔を見て性格や将来を見抜く天才観相師を描いた『観相師-かんそうし-』が公開へ。同作の見どころを顔相メイクアップアーティストAYUMOさんにうかがった。
『観相師-かんそうし-』(2013年、139分)は、韓国の歴史ドラマ。近年多くの作品で描かれている15世紀の歴史的クーデター「癸酉靖難(ケユジョンナン)」を題材に、その裏側には“観相師”の活躍があった、とする大胆な発想でその姿を描いている。
顔を見るだけで、その人物のすべてを見抜いてしまうという天才観相師ネギョン。朝鮮王朝の宮廷にも評価され、出世を果たしていくも、首陽大君の「逆賊の相」を読み取ったことから、国家の命運を賭ける覇権争いに巻きこまれていくというストーリー。主人公を演じるのは『スノーピアサー』『グエムル-漢江の怪物-』のソン・ガンホ。
今回は「顔の相」の映画ということで、“開運サポーター”に就任した顔相メイクアップアーティストAYUMOさんを取材。AYUMOさんは顔相メイクアップアーティストとして活躍。「顔相開運向上メイクアップ術」を提唱し、雑誌やテレビなどで活動の幅を広げている。
「映画を観てびっくりした」と話すAYUMOさん。「俳優のキャスティングがまず素晴らしい。それぞれの役どころにぴったりの顔つきだし、メイクもしっかりその人生を描いている」とプロとして太鼓判。
「たとえば作品の途中で、“俺の顔は王様になれるのか”というセリフが出てきます。その顔を見ながら、その後の運命について思いを巡らせました。またある女性の鼻にホクロの代わりにスイカの種を付けるところも、『顔相で人生を変える』シーンとして印象的でした」と振り返る。
「一見歴史物の映画なので、男性だけが好きそうに思われるかもしれないけど、一つの人生観の例としてみんなに観てもらえたら。女性でも男性でも、自分がどんな人生を過ごしていくかは、それぞれの顔に描かれています。そう考えながらこの映画を観ると、より一層楽しめると思います」と話すAYUMOさん。
「じゃあ自分の人生は?ということにも思いを馳せてほしい。自分の人生を好転させたいとき、自分の顔に意識を向けること。ほったらかしにすると、人生が下がっていくことにもつながります。明るい未来になるような顔を知り、そのような顔になるよう心がけると、人生は開けていきます」と呼びかけている。
映画『観相師-かんそうし-』は、6月28日(土)からシネマート心斎橋、OSシネマズ神戸ハーバーランド、京都シネマで公開。2日目の6月29日(日)にはAYUMOさんが来場し、11時30分の初回鑑賞者の希望者から抽選で3名に、「顔相開運向上メイクアップ」を体験できるという企画を実施する。
予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 6月28日(土)~ ■映画館 OSシネマズ神戸ハーバーランド 京都シネマ ■サイト |