AVから生まれた話題作『劇場版 テレクラキャノンボール2013』が第七藝術劇場、京都みなみ会館などで上映へ。参加監督の過去作を一挙上映する「6D」もシアターセブンで実施される。
『劇場版 テレクラキャノンボール2013』(2014年、135分)は、1997年からスタートしたアダルトビデオの人気シリーズ「テレクラキャノンボール」の劇場版。AV監督のカンパニー松尾さんが手がけており、「AV監督たちがバイクや車でレースを行いながら、各地で素人女性をゲットし、そのポイントを競う」というもの。出演監督はカンパニー松尾さん、バクシーシ山下さん、ビーバップみのるさん、タートル今田さん、梁井一さん、嵐山みちるさん。そしてAV女優の神谷まゆさん、新山かえでさんが「ボールガール」として出演している。
10時間に及ぶDVD版を再編集し、135分の映画版として上映。東京のオーディトリウム渋谷で公開されるや否や、大きな反響を呼び、口コミで人気が拡大した。
関西では、今年5月に神戸の元町映画館で初上映。その後大阪のロフトプラスワン・ウエストで2日間にわたってトーク付き上映が催され、どれもが大入りを記録した。
ちなみに同作観賞者にネタばれ禁止をお願いしていることについてカンパニー松尾さんは、「子どものいたずらみたいなもので、その方が観る人も楽しめると思っています。ぜひご協力ください」と呼びかけている。
また、関連企画として大阪・十三のシアターセブンで、「劇場版 テレクラキャノンボール2013 6D」を実施する。これは映画に出演した6人のAV監督の過去作を一挙に上映するというもの。中でもバクシーシ山下さんの『死ぬほどセックスしてみたかった。』(1994年、60分)は、ラストシーンが問題となって発売禁止となったAVで、多くの話題を呼んでいる。
『熊笹の遺言』 監督:今田哲史 | 『死ぬほどセックスしてみたかった。』 監督:バクシーシ山下 |
『レイプ』 監督:梁井一 | 『僕と企画女優の生きる道』 監督:ビーバップみのる |
『チェーン・ラブ』 監督:嵐山みちる | 『TANGO 地球の裏側で愛を踊る』 監督:カンパニー松尾 |
『劇場版 テレクラキャノンボール2013』は、第七藝術劇場で6月21日(土)から6月27日(金)まで、京都みなみ会館で7月19日(土)から7月21日(月・祝)まで、元町映画館でも夏に上映予定。
またシアターセブンでの「劇場版テレクラキャノンボール2013 6D」は、7月11日(金)、7月19日(土)、7月25日(金)の3日間、それぞれ19時30分から実施される。
多くの観客が笑い、時に泣きながら、バカバカしくも懸命に走り抜ける男たちに惜しみない拍手を送った本作。
今年の公開された多くのドキュメンタリー映画の中でも、必ず記憶に残る一作になるはずだ。
予告編 |
詳細情報 |
■劇場版上映日程 第七藝術劇場 6月21日(土)~6月27日(金) 京都みなみ会館 元町映画館 ■6D上映日程 7月19日(土) 19時30分~ 7月25日(金) 19時30分~ 料金は各日一般1,800円、専門・大学生1,500円、シニア1,100円、会員1,000円 ■予約方法 ■映画館 京都みなみ会館 元町映画館 シアターセブン |