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映像で魅せる喜劇とエスプリ ジャック・タチ映画祭が関西上陸

フランスの喜劇役者・映画監督のジャック・タチが手がけた全作品を一挙上映する「ジャック・タチ映画祭」が、シネ・リーブル梅田で好評開催中。京都みなみ会館、元町映画館でも順次実施される。

タチ映画祭

ジャック・タチは、1907年フランス生まれの映画監督・俳優。最初は喜劇役者としてスタートし、1949年に長編監督デビュー。『ぼくの伯父さん』(1958年)でアカデミー賞の外国語映画賞を獲得。1977年には、映画界における功績をたたえられ、セザール賞を受賞している。1982年に死去。
同時代のオーソン・ウェルズやジャン=リュック・ゴダールなどにも大きな影響を与えたと言われているジャック・タチ。映像美の追求と、緻密な音の使い方などでも知られており、映画監督のみならず、細野晴臣やいとうせいこうらミュージシャン・アーティストにもファンを公言する人が多い。

今回のジャック・タチ映画祭では、手がけた長編映画全6作品と、その他の短編作品を、デジタルリマスターして一挙公開。
タチ作品の代名詞とも言える「ユロ氏」というキャラクターを確立した『ぼくの伯父さんの休暇』(1953年)や、巨額の予算を使い込み、自身を破産に追い込んだ『プレイタイム』(1967年)、劇場初公開となる遺作『バラード』(1974年)などを上映する。

プレイタイム
『プレイタイム』©Les Films de Mon Oncle – Specta FilmsC.E.P.E.C.
トラフィック
『トラフィック』©Les Films de Mon Oncle – Specta FilmsC.E.P.E.C.
ぼくの伯父さん
『ぼくの伯父さん』©Les Films de Mon Oncle – Specta FilmsC.E.P.E.C.

ジャック・タチ映画祭は、シネ・リーブル梅田で6月13日(金)まで開催中。京都みなみ会館で6月14日(土)から6月22日(日)まで、神戸の元町映画館で7月5日(土)から7月18日(金)までそれぞれ開催予定。
多くのクリエーターに影響をあたえた才能と映画の魔術。ぜひこの機会に。

予告編

詳細情報
上映日程 シネ・リーブル梅田
 5月31日(土)~6月13日(金)

京都みなみ会館
 6月14日(土)~6月22日(日)

元町映画館
 7月5日(土)~7月18日(金)

映画館 シネ・リーブル梅田
大阪市北区大淀中1-1-88梅田スカイビルタワーイースト3F・4F、TEL 06-6440-5930)

京都みなみ会館
京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)

元町映画館
神戸市中央区元町通り4-1-12、TEL 078-366-2636)

サイト ジャック・タチ映画祭
http://www.jacquestati.net/
シネ・リーブル梅田
http://www.ttcg.jp/cinelibre_umeda/
京都みなみ会館
http://kyoto-minamikaikan.jp/
元町映画館
http://www.motoei.com/