ネットカフェの動画配信サービス「ピクション!」に、映像制作コンペ「Osaka 48 Hour Film Project」の短編作や、関西のインディーズ監督たちの映画作品特集「インディーズ7」が配信されている。
「ピクション!」は、ネットカフェでの動画配信サービスの1つ。来店者が追加料金なしで、邦画や洋画、ドラマ、アニメなどの映像作品を楽しむことができるというもの。
今回は、3年前から大阪で実施されている“48時間で短編映画を作るコンペティション”「Osaka 48 Hour Film Project」の、3年分の作品から厳選された36作品を一挙配信。関西の映像クリエーターたちがプロ・アマ問わず参加し、作りあげた様々な短編を楽しむことができる。
ちなみに2013年の最優秀作『わたしのお菓子』は、全世界規模で行われる同コンペのアメリカでの映画祭でも優秀作に選出され、2014年のカンヌ国際映画祭で上映されるという快挙を成し遂げた。
また、「インディーズ7」と題し、インディーズ映画を制作する監督7人が手がけ、映画祭で評価された過去作も配信。安田淳一さんの『RUNNING MAN』(横浜映像天国特別賞・新人監督賞)、今井いおりさんの『安もんのバッタ』(中之島映画祭グランプリ・音楽賞)、田中智章さんの『放課後ノート』(水戸短編映像祭グランプリ)、藤原章さんの『ダンプねえちゃんとホルモン大王』(シネドライヴ2009グランプリ)、木下隆之さんの『夫婦日和』(ガンアクションムービーコンぺティション各賞)、吉川信幸さんの『Hello Horizon』(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭入選、水戸短編映画祭入選)の6本と、渡辺シンさんの4話連続ドラマ『テンロクの恋人』(松本商店街映画祭グランプリなど)の計7作品。
「インディーズ7」には関西在住のクリエーターも多い。
安田淳一さんは自主制作ヒーロー映画『拳銃と目玉焼』を昨年大阪・京都で劇場公開。今井いおりさんはドキュメンタリー『ろまんちっくろーど ~金木義男の優雅な人生~』の公開が控えている。田中智章さんは、神戸芸術工科大学の教授石井岳龍監督の『シャニダールの花』の脚本を担当。木下隆之さんは、びわ湖放送の90秒連続ウェブドラマ「甲賀戦士 忍ジャガー」を制作中。吉川信幸さんは、大阪から陸前高田市へ向うロードムービー『いつかのピクニック』を監督するなど、様々な活動をつづけている。
関西のクリエーターたち渾身の映像作を、ぜひネットカフェで観賞しよう。
詳細情報 |
■サイト ・ピクション ・大阪からカンヌ映画祭へ! 48時間コンペの優秀短編映画が上映[ニュース] |