マカオで制作された映画を一挙上映する「マカオ映画祭」が、5月30日(金)に開幕。大阪の第七藝術劇場でオープニング作品『花の咲かない果実』が上映され、同祭の参加監督・出演者らが勢ぞろいした。
マカオ映画祭は、「ここ10年の間にマカオで制作された映画を日本で紹介しよう」と、マレーシア出身の映画監督リム・カーワイさんらが取り組んできた映画イベント。香港やマカオでインディペンデント映画の制作・宣伝・上映活動を手がけている「影意志」(イム・イー・チー)とタッグを組み、実現させた。
マカオの映画が日本で上映されるのはこれが初めてとなる。
初日の5月30日(金)には、これに合わせてマカオから来日した同映画祭の参加監督や俳優たちが第七藝術劇場に集結。一斉に登壇し、舞台あいさつを実施した。
登壇したのは、『花の咲かない果実』を制作したヴィンセント・チュイ監督や同作プロデューサーで「影意志」マカオ代表のチョイ・カーイさん、出演者ジェニー・リーさん、エリーズ・ラオさん、『ビフォー・ドーン・クラック』を手がけ、「マカオのインディペンデント映画の父」と呼ばれるヴィンセント・ホイ監督、『出稼ぎの女たちの』監督のセシリア・ホーさん、短編集の『箪笥の中の女』のトレイシー・チョイ監督、『最後の幸福』のイウ・ロウヤン監督、『城の外』のウォレス・チャン監督。
翌日からメイン会場となる中崎町のプラネットプラスワンの富岡邦彦さんも登場し、計11人でトークを行った。
登壇者たちは、各自の作品への一言や大阪を訪れた感想をコメント。ほとんどは大阪来訪ということで、感動を表明した。
途中では、お菓子やビールなど、それぞれが持参した「マカオのお土産」をプレゼントする抽選会も行われた。
マカオ映画祭は6月6日(金)まで開催。5月31日(土)からは大阪・中崎町のプラネットプラスワンに会場を移動して実施される。5月31日(土)・6月1日(日)は作品上映後にトークやシンポジウムも催される。
詳細情報 |
開催日程 |
プラネットプラスワン 5月31日(土)~6月6日(金) |
料金 |
プラネットプラスワン 当日のみ 一般1,200円、会員1,000円 |
開催会場 |
プラネットプラスワン (大阪市北区中崎町2-3-12パイロットビル2階、TEL 06-6377-0023) |
サイト |
マカオ映画祭 http://macaufilmfestival.jimdo.com/ プラネットプラスワン http://www.planetplusone.com/ |