元「光GENJI」の大沢樹生さんの初監督作で、同じく元「光GENJI」の諸星和己さんと初共演を果たした話題作『鷲と鷹』が上映開始。5月25日(日)には2人がTOHOシネマズなんばに登場し、舞台あいさつを行った。
『鷲と鷹』(2014年、102分)は、2人の幼なじみの友情を描いた映画作品。
高校卒業から20年、鷹村和也(諸星和己)は警察官、鷲尾誠司(大沢樹生)は極道として正反対の人生を歩んでいた。ある時、麻薬取締り法違反の現行犯を逮捕した鷹村は念願だった刑事に。やがて鷲尾が所属する組織と敵対組織との抗争が勃発する……というストーリー。
5月25日(日)には、満場の客席に拍手で迎えられた大沢樹生さんと諸星和己さんが、舞台あいさつを実施。大沢さんは「新幹線の中で、今日の劇場がスカスカになっている悪夢を見たけど、たくさんの方に来ていただいて、本当にありがとうございます」と、深く頭を下げた。
20年ぶりの共演について諸星さんは「この仕事をもらったとき、20年ぶりに仕事ができるうれしさで、断る理由はありませんでした。ファンの方も喜んでいると思いますが、私が一番喜んでいます」と宣言し、大きな拍手が送られた。
よくささやかれていた2人の不仲説について、諸星さんは「いまでもやっぱり、口はあんまり聞いていません」ときっぱり。20年間でどう変わったかと聞かれると、「お互いあんまり干渉しないので、『ここが変わったな』とかはあんまり感じません。そういう空気感なんです」と話した。
大沢さんは「男同士の友情をテーマにした作品を作りたいと企画を立て、相手役は誰かと考えたら、諸星さんが思い浮かびました」と振り返った。
途中諸星さんが「今日の上映は、大沢監督が逐一止めて解説するのを聞いて観賞してもらえます」と話し、笑いを誘う一幕も。その他にも諸星さんの軽快な冗談が多数飛び出し、爆笑舞台あいさつとなった。
大沢さんは「20年、一言で言うと簡単ですけど、20年ぶりに一緒に仕事をする、なんてことはそうそうないこと」と感無量に。諸星さんは「20年越しに、こうして人にメッセージを届ける仕事を2人ですることができた。よくぞ誘っていただいて、すごくありがたかった」と大沢さんに感謝。「青春時代にアイドルグループで一緒にいたという経験もあって、少し照れくささもあるし、絆も感じる」と話した。
注目のシーンを聞かれた諸星さんは、「初めて2人が会うシーンが、お互いが妙に意識していて、何回観ても照れくさくてキュンときています。ぜひみなさんもキュンとしてください」と呼びかけ。「ストレートな映画ですが、人とは何か、友情とは何か、人生とは何か、というメッセージが込められています。その気持ちを受け取ってもらえたら、20年ぶりにタッグを組んだ甲斐があったというものです」と話した。
続編も考えられるような作り方になっている同作だが、大沢さんは「でもまず、この作品を盛り上げていきたい。誰もが楽しめるエンターテインメント作品を作りましたので、ぜひ映画館に足を運んで、大スクリーンで堪能してください」とアピールした。
映画『鷲と鷹』は、5月24日(土)からTOHOシネマズなんばなどで上映中。
予告編 |
詳細情報 |
上映日程 | 5月24日(土)~ |
サイト |
『鷲と鷹』公式サイト http://www.washitaka-movie.com/ |