4月末からゴールデンウィークにかけて、大阪・十三のシアターセブンで「エンタメゴールデンウィーク」が実施。映画関係を中心に、多彩なイベントが連日開催される。
開館より毎年、ゴールデンウィークの多彩な楽しみ方を提案してきたシアターセブン。今回は「エンタメゴールデンウィーク」と銘打ち、多彩なイベントを連続して一斉に開催する。
映画・映像関連でいえば、まず4月27日(日)に、サイレント映画『メアリー・ピックフォードのシンデレラ』(1914年、52分)を上映。制作より100年を迎えたシンデレラの映画を、弁士の活弁付きでお届けする。
5月1日(木)には、「心の平和 映画と音楽は何を伝えようとしているのか?」と題した催しを実施。『六ヶ所村ラプソディー』(2006年)、『ミツバチの羽音と地球の回転』(2010年)など、原子力発電所をテーマにしたドキュメンタリー映画を手がけた鎌仲ひとみ監督の最新作『小さき声のカノンより』『カノン便り』の上映や、音楽演奏、そして監督の講演などを行う。
5月3日(土)には、古典落語と映画のコラボイベント「十三コテン劇場」を予定。2013年8月に第1回目を開催したシリーズの第2弾で、まず落語家の桂米紫さんが「子はかすがい」と映画紹介を1席披露し、その後ジョン・フォード監督の『わが谷は緑なりき』(1941年、118分)を上映する。
5月5日(月・祝)には、2連続で映画関連イベントを開催。
まずは、公開を控える映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』の日本上映を記念し、イタリアン・ホラーの第一人者ダリオ・アルジェント監督の魅力に迫る特別講座を実施。広島経済大学教授でアルジェント研究会代表の矢澤利弘さんと、夢人塔代表でホラー映画にも造詣が深い浅尾典彦さんが「ダリオ・アルジェントとイタリア・サスペンス(ジャーロ)」と題したトークを行う。
そして夕方からは、映画『フールジャパン ~ABC・オブ・鉄ドン~』(2014年、96分)の有料試写イベントを予定。「世界で最も有名なバカ映画祭」と銘打った上映イベント「鉄ドン」の呼びかけのもと、26名が作った「バカ映画」短編作品26作品を一挙上映するというもの。
5月10日(土)には、映画『KENZOKU(眷愛隷属)』(2014年、30分)を特別上映。鬼、吸血鬼、ニンゲンが少女の謎をめぐりバトルを繰り広げるアクション映画で、当日は同映画の大内千里監督や撮影監督兼共同原案の樽本克也さんらのトークイベントも実施する。
通常上映と連携しての特別イベントも開催。
4月26日(土)から上映される『南部軍~愛と幻想のパルチザン~』(1990年、157分)と『南営洞1985~国家暴力:22日間の記録~』(2012年、106分)の韓国社会派映画に合わせて、4月29日(火・祝)にはチョン・ジヨン監督のトークショーを実施する。
また5月3日(土)から1週間上映の『ナンバーテンブルース さらばサイゴン』(2012年、99分)も、5月5日(月・祝)と6日(火・祝)に長田紀生監督や磯村健治プロデューサーの トークショーが開催。ベトナム戦争末期の南ベトナムでロケを敢行して撮影されたという同作の秘密に迫る。
映画関連以外にも、劇団そとばこまちの公演やゲームサロンイベントなど多彩な催しがラインナップしている。
「シアターセブン エンタメゴールデンウィーク」は4月27日(土)から5月11日(日)まで開催予定。
詳細情報 |
開催日程 | 4月27日(土)~5月11日(日) |
映画関連イベント日程 |
・『はじめての活弁』~メアリー・ピックフォードのシンデレラ1914~ 4月27日(日) 13時30分開場、14時開演 ・チョン・ジヨン監督トークショー ・「心の平和 映画と音楽は何を伝えようとしているのか?」 ・十三コテン劇場 ~古典落語とクラシカルシネマ Vol.2~ ・特別講座「ダリオ・アルジェントとイタリア・サスペンス(ジャーロ)」 ・映画『フールジャパン ~ABC・オブ・鉄ドン~』有料試写イベント ・『ナンバーテンブルース さらばサイゴン』トークショー ・『KENZOKU(眷愛隷属)』特別上映 |
映画館 |
シアターセブン (大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733) |
サイト |
シアターセブン http://www.theater-seven.com/ イタリアン・ホラーの魅力に迫る 京都・大阪でアルジェント企画[ニュース] http://www.cinepre.biz/archives/11989 |