全国の地域映画が集結　大阪・高石で「町と映画」テーマの映画祭

「町と映画」をテーマに、東京、大阪、新潟、長野で制作された4作品などを上映する「アプラたかいし映画祭」が、大阪府高石市市民会館のアプラたかいしで開催される。

「アプラたかいし映画祭」は、各地で映画による町づくりの機運を高めようと、地域に密着して製作された短編・中編映画を一挙上映する催し。高石市の協力のもと、映画4作品や子どもが手がけた作品が集結する。

上映されるのは、まず大阪の天神橋筋6丁目を舞台にした、渡辺シン監督の4話連続人情喜劇ドラマ『テンロクの恋人』（100分）。
つづいて、東京、高円寺、京都を舞台に、3組の男女のラブストーリーを描いた川本貴弘監督の『傘の下』（105分）。
さらに、長野県で制作された齋藤新監督作、ケンカ別れした彼氏と止まった時計に縛られる女性の物語を描いた『チクタクレス』（40分）。
そして最後に、新潟県の赤倉を舞台にした樽本克也監督の活劇『まぼろしと青年』（60分）。

『テンロクの恋人』『チクタクレス』

『傘の下』『まぼろしと青年』

また、2009年より福島県で開催されている「福島こどものみらい映画祭」から、こども映画学校で制作された短編作計7本をセレクト。あわせて、岡田有甲監督の指導のもと、大阪府羽曳野市の子どもたちが手がけた『ふしぎの木』も上映する。

ちなみに、当初上映予定だった宮城県・南三陸町のドキュメンタリー『ガレキとラジオ』は、やらせ問題により、上映中止となっている。