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「地域への思い」描く冊子・映像800点 大阪で「マチオモイ帖」展

日本各地のクリエーターが、それぞれが大事にしている地域を冊子と映像で紹介する「my home town わたしのマチオモイ帖」展が、メビック扇町で開催されている。作品数は約800点。

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「マチオモイ帖」は、2011年にスタート。有志が、自分が住んでいる町や自分にとって愛着のある町を、手作りの冊子で表現した。大阪での展示から始まり、話題を拡大。2012年には東京で特別企画展が催された。2013年には規模を大幅に拡大し、全国13地域22カ所で開催された。出品条件は、「プロのクリエーターであること」。ライター、編集者、イラストレーター、デザイナー、フォトグラファー、建築家、映像作家など、それぞれの道のプロたちの作品が集結した。

今回の展示には、約800の作品が集結。過去にも展示したものだけでなく、今回初めて出品されたものもある。地域も全国各都道府県から海外まで多種多様。各地に住んでいたり、思い出があるプロのクリエーターたちが、それぞれの感性を発揮した作品を作りあげた。

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約800点が展示されている

また、冊子だけでなく映像作品も多数集結。今回は約90作品が出そろった。
関西では大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、三重と他地域に及び、大阪市も中央区、北区、天王寺区、西区、此花区、港区とバリエーション豊か。映像のプロやその他業種のプロが撮影し、編集した各地の風景を堪能できる。

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映像作品は、観たいものをタブレットで選んで観賞する

マチオモイ帖制作委員会の村上美香さんと築山万里子さんは、「地域よりも、それを表現する人にフォーカスをあてました」と話す。「同じ地域のことを表現していても、人によって切り取り方が全く違う。その感性に共感してもらえれば」と期待を寄せている。
「でも、都会に出てきた人が故郷に抱いているすこし“うしろめたい気持ち”を表現する場でも。こっそり『ウシロメタイ帖』と呼んでいます」と笑顔を見せる村上さん。各地域で活躍するプロについては、「以前は都会しかそういうクリエイティブな仕事は出来ないんじゃないかと思われていたが、最近特に地方のレベルがどんどん上がっていることを実感させられました。そういったことも見ていただければ」と呼びかけている。

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気になる作品は手にとることも

「わたしのマチオモイ帖展」は3月7日(金)から3月29日(土)まで大阪のメビック扇町で開催されている。

プロのクリエーターが冊子や映像で表現した各地への思い。
ぜひ足を運んでみていただきたい。

詳細情報
開催日程 3月7日(金)~3月29日(土)
開催会場 クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町
大阪市北区扇町2-1-7関テレ扇町スクエア3F、TEL 06-6316-8780)
サイト 「わたしのマチオモイ帖」
http://machiomoi.net/
メビック扇町
http://www.mebic.com/