同名の戯曲を映画化し、大ヒットとなった大根仁監督の恋愛群像物語『恋の渦』が、関西にも凱旋。神戸アートビレッジセンターと京都の元・立誠小特設シアターで上映される。5月にはシネ・ヌーヴォも。
撮影日数わずか4日間、超低予算の人気爆発映画が、ふたたび関西に帰ってくる。
『恋の渦』(2013年、140分)は、映画監督の山本政志さんが主宰する映画塾「シネマ☆インパクト」の第3弾で制作された作品のうちの1本で、2006年に上演された劇団ポツドールの三浦大輔さんによる同名戯曲を映画化したもの。監督は、『モテキ』(2011年)などを手がけた大根仁さん。
無名の俳優たちを使い、若者たちの本音と嘘が渦巻く群像恋愛模様を描きあげた。
部屋でのコンパ、通称「部屋コン」に集まった9人の男女。イケてないオサムにカノジョを作ってあげるのが隠れたテーマだったが、やって来たユウコのルックスに全員がドン引きする。その微妙な空気のままコンパは終わるが、そのあとそれぞれの恋や下心が交錯する恋愛物語が幕を開ける・・・というストーリー。
2013年3月に同映画塾のプログラムの1つとして上映したところ、「登場人物たちのセリフや思いがすごく共感できる」などの声が相次ぎ、大反響の人気作に。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーや、糸井重里さん、その他著名人からも絶賛のコメントが届けられた。
それを受けて、オーディトリウム渋谷で2013年7月から単独での上映が開始。口コミで多くの反響を呼び、話題を拡大した。オーディトリウム渋谷ではその後8月末からと9月下旬からの2回にわたって凱旋上映を実施。10月・12月にもイベント上映を行うなど、2013年インディーズ映画の有数のヒット作となった。
関西では2013年秋に大阪のシネ・リーブル梅田、兵庫の神戸アートビレッジセンター、京都の元・立誠小特設シアターで上映。今回は神戸アートビレッジセンターと元・立誠小特設シアターへの凱旋上映となる。
映画『恋の渦』関西凱旋上映は、神戸・新開地の神戸アートビレッジセンターで3月15日(土)から3月21日(金)まで、京都・河原町の元・立誠小特設シアターで3月15日(土)から3月31日(月)まで、それぞれ実施される。
5月3日(土)から5月16日(金)までは、大阪・九条のシネ・ヌーヴォでも上映予定。
観客たちの感情移入を誘う「ゲスでエロくておかしな恋愛模様」を、再び堪能したい。
予告編 |
詳細情報 |
上映日程 |
神戸アートビレッジセンター 3月15日(土)~3月21日(金) 元・立誠小特設シアター シネ・ヌーヴォ |
映画館 |
神戸アートビレッジセンター (神戸市兵庫区新開地5-3-14、TEL 078-512-5500) 元・立誠小特設シアター シネ・ヌーヴォ |
サイト |
『恋の渦』公式サイト http://koinouzu.info/ 神戸アートビレッジセンター http://kavc.or.jp/ 元・立誠小学校 特設シアター http://risseicinema.com/ シネ・ヌーヴォ http://www.cinenouveau.com/ |