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これが2013年オススメの12作 宝塚シネ・ピピアで秀作映画特集

2013年に公開された映画作品から選りすぐりの12作品を上映する「2013年秀作映画特集」が、宝塚のシネ・ピピアで4週間にわたって開催される。

ピピア秀作映画

シネ・ピピアが2013年を振り返る特集企画を実施する。

まず先んじて3月1日(土)から上映されるのは、阪本順治監督の『人類資金』(140分)。佐藤浩市さん、森山未來さんらが出演するエコノミックサスペンスで、旧日本軍の隠し財産「M資金」をめぐる陰謀を描いている。

続いて、3月8日(土)からは、『嘆きのピエタ』『愛、アムール』『凶悪』の3作品を1週間上映。
『嘆きのピエタ』(104分)は、韓国映画の鬼才キム・ギドクが手がけた衝撃作。消費者金融の取り立て屋の男と、その母親を名乗る女の関係を描くサスペンスドラマ。
『愛、アムール』(127分)は、フランスの名匠ミヒャエル・ハネケ監督が、老いと死をテーマに1組の夫婦の人生の最期を描いた感動作。
山田孝之主演の『凶悪』(128分)は、死刑囚の告発をもとにしたノンフィクション小説のベストセラー「凶悪―ある死刑囚の告白―」をモチーフに、事件を追う雑誌記者の執念と事件の真相を描いている。

人類資金
『人類資金』
嘆きのピエタ
『嘆きのピエタ』
愛、アムール
『愛、アムール』
凶悪
『凶悪』

『人類資金』©2013「人類資金」制作委員会
『嘆きのピエタ』©2012 KIM Ki-duk Film All Rights Reserved.
『愛、アムール』©2012 Les Films du Losange – X Filme Creative Pool – Wega Film – France 3 Cinema
– Ard Degeto – Bayerisher Rundfunk – Westdeutscher Rundfunk
『凶悪』©2013「凶悪」製作委員会

引き続き3月15日(土)から1週間は、新たに4作品『夏の終り』『さよなら渓谷』『あの頃、君を追いかけた』『建築学概論』を上映。
『夏の終り』(114分)は、瀬戸内寂聴の同名の私小説的ロングセラーを満島ひかり主演で映画化したもの。
『さよなら渓谷』(117分)は、幼児殺害事件をきっかけに夫婦の衝撃的な秘密が暴かれる物語。
『あの頃、君を追いかけた』(110分)は、台湾の人気小説を原作者が映画化。90年代の高校生たちの青春を描いている。
『建築学概論』(117分)は、韓国で大ヒットしたラブストーリー。男女の初恋の記憶と、15年後の再会がつづられている。

夏の終わり
『夏の終り』
さよなら渓谷
『さよなら渓谷』
あの頃、君を追いかけた
『あの頃、君を追いかけた』
建築学概論
『建築学概論』

『夏の終り』©2012年映画「夏の終り」製作委員会
『さよなら渓谷』©2013「さよなら渓谷」製作委員会
『あの頃、君を追いかけた』©Sony Music Entertainment Taiwan Ltd.
『建築学概論』©2012 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved

3月22日(土)から始まる最終週に上映されるのは、また別の3作品。
『東ベルリンから来た女』(105分)は、社会主義時代の東ドイツを舞台に、1人の女性医師の運命を描く感動作。
『ホーリー・モーターズ』(115分)は、1人の男性が次々と別の人物に変装しながら、それぞれの人生をリアルに演じる長い一日の不思議な物語。
『熱波』(118分)は、モノクロで描かれるメロドラマ。現代の第1部と過去の第2部から構成され、多くの映画祭で高い評価を得た。

また同じく3月22日(土)から、こちらは2週間上映となる『ハンナ・アーレント』(114分)も。ナチスの収容所から逃れ、ナチス将校の裁判に衝撃的な論考を残した実在の女性哲学者、ハンナ・アーレントの半生を描いている。

ハンナ・アーレント
『ハンナ・アーレント』
東ベルリンから来た女
『東ベルリンから来た女』
ホーリー・モーターズ
『ホーリー・モーターズ』
熱波
『熱波』

『ハンナ・アーレント』©2012 Heimatfilm GmbH+Co KG, Amour Fou Luxembourg sarl,MACT Productions SA ,Metro Communicationsltd.
『東ベルリンから来た女』©Christian Schulz / Schramm Film (C) Hans Fromm / Schramm Film
『ホーリー・モーターズ』©Pierre Grise Productions
『熱波』©O SOM E A FURIA, KOMPLIZEN FILM, GULLANE, SHELLAC SUD 2012

2013年秀作映画特集は、3月1日(土)から3月28日(金)まで、宝塚・売布神社のシネ・ピピアで開催。また合わせて、『人類資金』の阪本順治監督のトークショーを、3月3日(月)15時30分から実施する。

観逃した人も、もう一度劇場で観たい人も、ぜひどうぞ。

詳細情報
上映日程 3月1日(土)~3月28日(金)
※『ハンナ・アーレント』のみ4月4日(金)まで
※阪本順治監督トークショーは3月3日(月)15時30分から

『人類資金』
 3月1日(土)~14日(金)

『嘆きのピエタ』『愛、アムール』『凶悪』
 3月8日(土)~14日(金)

『夏の終り』『さよなら渓谷』『あの頃、君を追いかけた』『建築学概論』
 3月15日(土)~21日(金)

『ハンナ・アーレント』
 3月22日(土)~4月4日(金)

『東ベルリンから来た女』『ホーリー・モーターズ』『熱波』
 3月22日(土)~28日(金)

料金 ・前売
 1回券1,200円、3回券3,000円
 ※『人類資金』『ハンナ・アーレント』は+200円必要

・当日
 『人類資金』『ハンナ・アーレント』
 一般1,700円、学生1,400円、会員1,200円、高・中・小・シニア1,000円

 それ以外の作品
 一般1,400円、学生,1200円、高・中・小・シニア・会員1,000円
 3回券3,600円
 2本目割引…一般学生は半券提示で当日料金が200円引き

 その他、サービスデーも

映画館 シネ・ピピア
宝塚市売布2-5-1ピピアめふ5F、TEL 0797-87-3565)
サイト 2013年秀作映画特集
http://www.cinepipia.com/2013shusaku/shusaku2013_top.html
シネ・ピピア
http://www.cinepipia.com/
世界経済に挑む『人類資金』公開へ 佐藤浩市さんらが作品PR
http://www.cinepre.biz/archives/7586