公開が迫る映画『大統領の執事の涙』の試写会が、2月5日(水)に駐大阪・神戸総領事館で開催。史上初の「領事館試写会」となった。総額約380万円相当のティーポットセットも。
試写が行われた駐大阪・神戸総領事館 |
映画『大統領の執事の涙』(2013年、132分)は、綿花畑の小作農から、ホワイトハウスの執事へと出世した1人の黒人男性の半生の物語。黒人差別や公民権運動を中心にアメリカがたどってきた歴史と7人の大統領の姿を、執事の目を通して描いている。主演は、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィテカー。
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今回は同作の公開に先駆けての試写会を、大阪市にある駐大阪・神戸総領事館で開催。大阪・神戸アメリカ総領事館総領事をつとめるパトリック・ジョセフ・リネハンさんが登壇し、あいさつを行った。
大阪・神戸アメリカ総領事館総領事のパトリック・ジョセフ・リネハンさんが登壇 |
「この映画には、目をそむけたくなるような描写があります」と前置きした総領事は、「わたしはいま、性的マイノリティであるLGBTに関心を持っています。アメリカ国内のLGBTの人たちも、映画の中の人と同じ悲しみを経験しています」と話した。「アフリカンアメリカンの人たちも、権利を得るために戦いぬいてきました」と、映画に描かれた黒人差別の歴史について触れ、「この映画は大変素晴らしい」と絶賛した。
あいさつ終了時には、写真撮影も実施。ポスターの黒人執事の給仕姿にちなみ、宮内庁御用達の宮本商行から借り受けた総額約380万円相当のロイヤルティーポットセットも登場し、会場を沸かせた。
映画『大統領の執事の涙』は、2月15日(土)から大阪ステーションシティシネマ、なんぱパークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹など全国各館で上映される。
予告編 |
■サイト
『大統領の執事の涙』公式サイト
http://butler-tears.asmik-ace.co.jp/
駐大阪・神戸総領事館
http://japanese.osaka.usconsulate.gov/
アメリカの歴史と歩んだ執事の半生 『大統領の執事の涙』公開へ
http://www.cinepre.biz/archives/10385