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山ドキュ大賞作品『我々のものではない世界』、大阪で無料上映

パレスチナ難民キャンプを題材にし、山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で大賞に輝いた『我々のものではない世界/A World Not Ours』が、ビジュアルアーツ専門学校大阪で無料上映される。各回20名、要予約。

我々のものではない1

山形国際ドキュメンタリー映画祭は、2年に1度開かれているドキュメンタリー映画の国際的な祭典。国内外から最新のドキュメンタリー映画とその作家たちが集結し、山形市内各所で上映や表彰式、さらに作家と観客たちとの交流が行われるイベントで、期間中の街が映画愛好家らであふれるほど人気を博している。
最近では2013年の10月に開催。総上映本数210本の中から、さまざまな作品に賞があたえられた。
中でも、ドキュメンタリー映画の父として知られるロバート・フラハティとその妻フランシスの名を冠した「ロバート&フランシス・フラハティ賞」は、インターナショナル・コンペティションの大賞として位置づけられており、毎年優秀な作品を輩出している。

今回の大阪で上映される作品は、2013年の大賞に輝いた『我々のものではない世界/A World Not Ours』(2012年、93分)。監督は、パレスチナの難民キャンプで育ち、デンマークに移住したマハディ・フレフェルさん。
本作では故郷に帰省するたびに撮りためた映像や父親の残したホームビデオなどを編集し、難民キャンプでの暮らしや苦悩、仮住まいだったはずのキャンプに長年暮らし続けざるをえない人々の現実を描いた。印象的なタイトルは、1972年に爆弾で殺されたパレスチナ人作家、ガッサーン・カナファーニーの小説から採られている。

我々のものではない2
『我々のものではない世界/A World Not Ours』
我々のものではない3
『我々のものではない世界/A World Not Ours』

映画『我々のものではない世界/A World Not Ours』の特別上映は、大阪・西梅田のビジュアルアーツ専門学校・大阪で2月15日(土)の14時30分、17時、2月16日(日)の13時30分、16時の4回にわたって実施。
各回無料、定員20名で予約が必要となる。

山形国際ドキュメンタリー映画祭が選んだ秀作を、大阪で観賞できるまたとない機会だ。

詳細情報
上映日程 2月15日(土)
 14時開場 14時30分上映
 16時30分開場 17時上映

2月16日(日)
 13時開場 13時30分上映 ※若干残席あり
 15時30分開場 16時上映 ※若干残席あり

料金・予約など 各回無料で20名限定。
希望者は、申し込みページより要予約。
申込期限は2月14日(金)まで。
開催場所 ビジュアルアーツ専門学校・大阪 新館6階「試写室」
大阪市北区曽根崎新地2-5-23、TEL 06-6341-4407)
サイト 「我々のものではない世界 / A World Not Ours」特別試写会のお知らせ
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/news/contents/m_joueikai_20140106.php
ビジュアルアーツ専門学校・大阪
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/