佐藤泰志の原作を綾野剛主演で映画化した『そこのみにて光り輝く』が、第9回大阪アジアン映画祭のクロージング作品に決定した。春の全国公開に先駆けての上映となる。
大阪アジアン映画祭は、大阪で毎年開催され、今年で9回目となる映画祭。多くの映画ファンから人気を博しており、様々な映画館で同時開催されている春の風物詩的な映画イベントだ。
今年の第9回は、3月7日(金)から16日(日)まで開催予定。最終日16日(日)にクロージング作品として上映される作品が、このたび『そこのみにて光り輝く』(2014年、120分)に決定した。
同作は、芥川賞候補に何度もノミネートされながら受賞を果たせず、不遇のまま命を絶った作家・佐藤泰志さんの代表作の映画化作品。北海道・函館の夏を舞台に、生きる目的をなくした男性が、愛をあきらめた女性と出会い惹かれていくさまなどを描く。主演は綾野剛さん、ヒロインは池脇千鶴さん。
4月からの全国公開も予定されている同作。今回は、それにさきがけての先行上映となる。
なお同映画祭のオープニング作品には、台湾の高校野球部の実話を映画化した永瀬正敏さん主演の『KANO』が予定されている。
ちなみに原作者・佐藤泰志の生涯を映画化した『書くことの重さ~作家 佐藤泰志』は、現在大阪・九条のシネ・ヌーヴォで上映中。京都みなみ会館でも2月1日(土)から上映予定。
不遇の作家・佐藤泰志の「最高傑作」と推す声も多い『そこのみにて光り輝く』。全国公開より一足先に、劇場でその凄味を体感しよう。
予告編 |
詳細情報 |
開催日程 | 2014年3月7日(金)~16日(日) |
サイト |
第9回大阪アジアン映画祭 http://www.oaff.jp/2014/ 『そこのみにて光り輝く』公式サイト http://hikarikagayaku.jp/ アジアン映画祭OP作品決定 永瀬正敏主演の青春ドラマ『KANO』 http://www.cinepre.biz/archives/8940 筆にしがみつづけた不遇の作家 『書くことの重さ』関西で上映へ http://www.cinepre.biz/archives/9261 |