大阪・梅田のミニシアター、テアトル梅田で1月10日(金)、トークイベントが開催され、「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井重里さんと、立命館アジア太平洋大学副学長・今村正治さんが登壇。「仕事」「働く場所」をテーマにしたトークを行った。
満席となったテアトル梅田の劇場 |
梅田ロフトで開催されている「はたらきたい展。」の関連イベント。
同展は、コピーライターとして活躍してきた糸井重里さんが運営するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」が企画。書籍や「ほぼ日手帳」などを販売する同サイトが、これまでどのように仕事を生み出し、経営を成り立たせてきたかについて紹介している。それ以外にも、有名無名問わずさまざまな人の仕事ぶりについても触れ、「これからの新しい働き方を考える」展覧会として実施されている。
梅田ロフトの展示会場を訪れた糸井さん |
今回テアトル梅田で行われたトークは、「はたらく場所はつくれます論」と題し、立命館大学が大分県別府市につくった「立命館アジア太平洋大学」の紹介からスタート。
同大学は2000年に設立され、「なにもない山の上だった」時から、いまでは国際的な大学として海外から多くの留学生を迎えるまでに成長。その草創期からたずさわっている今村正治さんが、その経緯や目指したもの、苦労などについて語った。
「温泉地別府のてっぺんに、いきなり大学ができた。ここはほんとうにゼロからつくった大学。仕事ってつくれるんだなあと思った」と話す糸井さん。
今村さんの考え方や取り組みに相槌を入れながら、「利益を追求される株式会社だとこうはいかない」と解説。
「儲かるとは限らないことも仕事には混ぜていける。でも、それはお金をたとえば別に稼いでいるからこそできる、ということもある」と話し、自身の「ほぼ日」でのこれまでの活動も振り返りながら、「これからの働き方について考えてみてください」と呼びかけた。
テアトル梅田でトークを行う糸井さん(写真左)と今村さん |
テアトル梅田上の梅田ロフト7階では、1月19日(日)まで「はたらきたい展。」を実施中。
■サイト
ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/
梅田ロフトで「はたらきたい展。」-糸井重里さんらと考える「働き方」(梅田経済新聞)
http://umeda.keizai.biz/headline/1752/