フィルムを持ち寄って鑑賞する世界的イベント「ホームムービーの日」の京都開催に向けて、各家庭で眠っているフィルムの貸し出しを募集している。
「ホームムービーの日 in 京都」世話人の柴田幹太さん(写真右) |
ご家庭の秘蔵映像に、いまこそ日の目を。
「ホームムービーの日」は、毎年10月の第3土曜日に、世界同時に開催されている映画イベント。いろんな家庭に眠っている8ミリフィルムなどを提供し合い、みんなで観ながら過去のそれぞれの地域に思いをはせるというもので、日本国内でも各地で行われているほか、世界中でも同時期に実施されている。
「ホームムービーの日 in 京都」は、2011年からスタート。世話人を務める柴田幹太さんが中心となって、様々な家庭からフィルム提供を募った。「かしこまって観る、というよりは、みんなでホームムービーを観ながら気さくに話しあいたい」という思いで、2回にわたり実施してきた。
2回の実施を通じて、「京都はいろんな地域にいろんな個性がある。なのでいろんな会場でやりたいと感じた」と話す柴田さん。今回は、第1回からの恒例である京都の一乗寺の会場に加え、昨年から追加された亀岡市文化資料館、さらにもう1カ所増やし、計3カ所での開催を計画しているという。
そして今回は、宝塚にも拡大。宝塚映画祭と連携して「ホームムービーの日 in 宝塚」も実施する。
「ホームムービーの日」は、家庭に眠っているフィルムを上映する、ということで、昔フィルムカメラを持っていた高齢者層が懐かしむという側面もある。「そういった老人に喜んでもらうのもとてもいいことだと思う」と話す柴田さんだが、「でも若い人にも知ってほしい。気軽に撮れるメディアなので、たとえば創作意欲を刺激するような催しにもしていきたい」とも決意を見せる。会場では古い映写機なども展示する予定だという。
今のところ集まっているフィルムは200本以上。「これから整理しないといけない」と嬉しい悲鳴を上げている。でも家族・世帯はそこまで多くないことから、「いろんな人たちに提供してもらいたい」と話す。「さまざまな人が撮った京都の姿を見ることで、いろんな京都の風景を多角的に発見できる楽しみがあると思います。フィルムを持っている方は、ぜひ応募してもらえれば」と呼びかけている。
「ホームムービーの日」は、10月19日(土)前後に京都3会場で開催予定。また、宝塚映画祭の企画としても実施されるほか、「第5回神戸ドキュメンタリー映画祭」内のプログラムとしても予定されている。
詳細情報 |
問い合わせ先 | 担当者 柴田幹太さん(TEL 080-5638-3809) |
サイト |
「ホームムービーの日」公式サイト http://homemovieday.jp/ 「ホームムービーの日 Home Movie Day Japan」Facebookページ https://www.facebook.com/HomeMovieDayJAPAN 「ホームムービーの日 in 京都」 http://hmdkyoto.exblog.jp/ 宝塚映画祭 http://2013.takarazukaeiga.com/ |