食にまつわるドキュメンタリー6作品を連続上映する特集企画「映画で考える食べもののこれから」が、大阪・十三のシアターセブンで実施されている。
ドキュメンタリーを見ながら、食の未来の思いを馳せよう。
「映画で考える食べもののこれから」は、大阪・十三のミニシアター・シアターセブンで実施されている特集企画。「食」や「エコロジー思想」を扱ったドキュメンタリー映画6作品を連続上映するというもので、「食についての多種多様なあり方を映画を通して考えてほしい」という思いから開催された。
上映するのは、小学校の給食をすべてオーガニック化したフランスの小さな村を通して、現代の食産業のあり方の問題を提起する『未来の食卓』(112分)。
カナダの農民パーシーさんが、遺伝子組み換えの菜種の栽培で告訴してきた企業とたたかう姿を描いた『パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう』(65分)。
遺伝子工学と組み換え技術が生態系や人間の社会に与える影響について包括した『暴走する生命 Life running out of Control』(60分)。
食の研究に命をかけた3人の科学者たちを追った『PLANEAT プランイート 食―環境悪化の真犯人』(72分)。
無実のスパイ容疑で捕まった男性が野草との出会いで編み出したエコロジー思想を描く『ファン・デグォンのLife is Peace with 辻信一』(75分)。
そして、山形県に伝わる在来作物を守り抜こうとする農家の人たちと奥田シェフらの姿を映した『よみがえりのレシピ』(95分)。
『パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう』 |
『よみがえりのレシピ』(C)2012「よみがえりのレシピ」製作委員会 All Rights |
担当者は「毎日口にするもののリスクや大切さを認識させてくれる映画や、食の基礎となる生活スタイルの構築や、食を通して形成される地域コミュニティーの様子などを追った作品などを幅広くセレクトしました」と話す。
「映画で考える食べもののこれから」は現在、大阪・シアターセブンで実施中。9月13日(金)まで6作品を順次上映。
また『よみがえりのレシピ』にちなみ十三の「旬菜ココット」では、山形の旬菜を中心とした特別メニュー「よみがえりのごはん」を特別提供している(要事前予約)。
食やエコロジーについてのさまざまな現代がつまった6作品。
今一度、食の未来について考えてみたい。
詳細情報 |
開催日程 |
8月17日(土)~9月13日(金)
以下、各作品上映日 『パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう』『暴走する生命 Life running out of Control』 『PLANEAT プランイート 食―環境悪化の真犯人』 『ファン・デグォンのLife is Peace with 辻信一』 『よみがえりのレシピ』 |
料金 |
一般1,500円、専門・大学生1,300円、高校生以下・シニア1,000円 シアターセブン会員1,000円 「映画で考える食べ物のこれから」相互割引1,300円 (他の作品の整理券提示) |
映画館 |
シアターセブン (大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733) |
サイト |
シアターセブン http://www.theater-seven.com/ |