キネマ旬報のベスト・テン受賞作から選りすぐりの7作品を上映する「キネマ旬報映画祭 ~スクリーンによみがえるキネマ旬報ベスト・テン~」が、シネマート心斎橋で催される。
誰もが認める名作たちと、スクリーンで再会しよう。
キネマ旬報のベスト・テンは、同雑誌が1924年よりスタートさせた映画の選考ランキング。選考委員により毎年「日本映画ベスト・テン」と「外国映画ベスト・テン」を選出。その他、日本映画監督賞や脚本賞、男優賞などで評価を下し、コアな映画ファンだけでなく、多くの映画好きから親しまれている。
今回は過去の受賞作の中から選ばれた20作品を、デジタル化。全国の劇場にて特集上映する「キネマ旬報映画祭 ~スクリーンによみがえるキネマ旬報ベスト・テン~」を開催する。
シネマート心斎橋では7作品を一挙上映。日本映画からは『さらば愛しき大地』(1982年、ベスト・テン第2位)、『台風クラブ』(1985年、ベスト・テン第4位)、『櫻の園』(1990年、ベスト・テン第1位)、『月はどっちに出ている』(1993年、ベスト・テン第1位)。
外国映画からは、『ナッシュビル』(1976年、ベスト・テン第6位)、『ブリキの太鼓』(1981年、ベスト・テン第1位)、『髪結いの亭主』 (1991年、ベスト・テン第6位)。
『さらば愛しき大地』(c)プロダクション群狼/アトリエダンカン |
『台風クラブ』(c)ディレクターズ・カンパニー |
『櫻の園』(c)アルゴ・ピクチャーズ |
『月はどっちに出ている』製作委員会/SUMOMO Ltd. |
『ブリキの太鼓』(c)1979 ARGOS FILMS & SEITZ FILM PRODUKTION |
『髪結いの亭主』(c)1990 LAMBART Productions-TF1 Films Production |
「キネ旬映画祭」の担当者は、「映画館のデジタル化が進むにつれ、今までフィルムで上映されてきた作品を鑑賞する環境が徐々に失われつつあります」と語る。デジタル化が伴わず、上映されない作品も増加しているといい、視聴機会のない作品すら存在しているという。そんな中、「デジタル時代に突入した映画館でも過去の傑作を鑑賞できる、これから生まれる映画ファンに、不朽の名作の感動を伝えることができる。そんな環境作りをサポートしたい」と語る同誌。
「今回、過去にキネマ旬報ベスト・テンを受賞した映画をより多くの方にご覧いただけるよう、作品をデジタル化し全国の対象となる劇場で上映いたします」とPRしている。
「キネ旬映画祭 ~スクリーンによみがえるキネマ旬報ベスト・テン~」は、シネマート心斎橋で6月29日(土)から7月12日(金)まで開催される。
銀幕によみがえる名作たちを、この機会にぜひとも鑑賞しよう。
詳細情報 |
開催日程 |
6月29日(土)~7月12日(金) ※以下上映スケジュール 『さらば愛しき大地』 6月30日(日)・7月4日(木)・7月9日(火) 『台風クラブ』 6月29日(土)・7月4日(木)・7月12日(金) 『櫻の園』 6月29日(土)・7月3日(水)・7月8日(月) 『月はどっちに出ている』 6月30日(日)・7月3日(水)・7月10日(水) 『ナッシュビル』 7月2日(火)・7月5日(金)・7月7日(日) 『ブリキの太鼓』 7月1日(月)・7月6日(土)・7月11日(木) 『髪結いの亭主』 7月1日(月)・7月5日(金) |
料金 | 一般・シニア・会員1,000円、学生800円 |
映画館 |
シネマート心斎橋 (大阪市中央区西心斎橋1-6-14ビッグステップビル4F、TEL 06-6282-0815) |
サイト |
「キネ旬映画祭 ~スクリーンによみがえるキネマ旬報ベスト・テン~」 http://www.kinenote.com/main/kinejun_ff/2013/detail01.aspx シネマート心斎橋 http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/ |