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若者が名作宝塚映画をリメイク 宝塚映画祭で学生企画始動

今年秋に開催される宝塚映画祭に向けて、宝塚で撮影された名作映画を学生がリメイクする企画がスタート。学生たちに映像制作チームへの参加を呼びかけている。


映画祭実行委員の殿西さん(写真左)と大塚さん

宝塚映画を、現代によみがえらせるプロジェクトがいよいよ始動した。

宝塚映画祭は、2000年より開催されている映画上映イベント。宝塚は、阪急電鉄の創始者小林一三氏が手がけた宝塚映画製作所があったことから「映画の都」としても栄え、小津安二郎ら多くの映画監督が宝塚をロケ地に作品を制作したことでも知られている。
有名なところでは『疾風!鞍馬天狗』(監督:並木鏡太郎、主演:嵐寛寿郎)、『大当たり狸御殿』(監督:佐伯幸三、主演:美空ひばり)、『小早川家の秋』(監督]小津安二郎、主演:中村鴈治郎)、『海の若大将』(監督:古沢憲吾、主演:加山雄三)など。
同祭は、そういったかつての隆盛を伝えようと市民たちが手作りで運営。今年で14回目を迎える。

今回は、同祭運営委員で学生の殿西さんと大塚さんが、「学生が作る宝塚映画」の企画を発案。関西で自主映画を制作している、もしくは興味のある学生に呼びかけ、「かつての宝塚映画をモチーフにした短編作品」の完成までをサポートする。
学生たちにはそれぞれ監督やカメラマン、編集など「得意な分野、やりたい分野」を担当してもらい、制作チームを結成。
今年秋に開催される第14回宝塚映画祭では、完成作品だけでなく参加者の過去作品も合わせて上映する予定だという。

6月9日(日)には、第1回ミーティングが開催。関西学院大学や京都大学、京都産業大学など、同企画に興味を抱いた関西の学生たちが集い、意見を出し合った。


映画企画について意見を出し合う

6月末にもミーティングを予定しているほか、あわせて参加希望の学生を募集。条件は、大学もしくは専門学校に在学中で、宝塚市内もしくはその周辺で行われるミーティングや撮影に参加できる人。
殿西さんは「夏から秋にかけて準備、撮影、編集を行います。出来るだけ参加してほしいですが、それぞれが出来る範囲内のことをお願いしようと思っています。スケジュールが厳しければ相談に乗りますので、お気軽に」と呼びかけている。

宝塚映画祭の学生映画参加者は、6月末まで募集している。
かつて栄えた映画の都に新たに吹く風を、ぜひとも期待したい。

詳細情報
募集日程 6月30日(日)まで
連絡先 宝塚映画祭実行委員担当:殿西さん(tononishi@takarazukaeiga.com)へ
もしくは
詳細ページから申し込み
サイト 「学生がつくる、宝塚映画」プロジェクト
http://2013.takarazukaeiga.com/2013/06/11/gakusei_boshu/
宝塚映画祭公式サイト
http://takarazukaeiga.com/
宝塚映画祭facebookページ
https://www.facebook.com/takarazukaeiga