被災地でラジオ局を立ち上げる人たちを描いた『ガレキとラジオ』が現在シネ・ヌーヴォで公開中。有志の広報活動が実を結び、多くの反響を呼んでいる。
(C)映画「ガレキとラジオ」製作委員会 |
観客から生まれた活動の渦が、多くの広がりをみせている。
『ガレキとラジオ』は、東日本大震災の被災地で未経験ながらもラジオ局を運営していく人たちを描いたドキュメンタリー映画。
宮城県南三陸町に生まれた「FMみなさん」に参加する元サラリーマンや元ダンプ運転手など、土地に住む人たちの挑戦と奮闘を記録している。
同作に共感した俳優の役所広司さんがナレーションをつとめるほか、MONKEY MAJIKが主題歌を提供。今年4月から渋谷、梅田などで公開され、多くの反響を呼んだ。
(C)映画「ガレキとラジオ」製作委員会 |
関西での反響の一つが、有志で結成した「ガレキとラジオを大阪で観る会」。試写を見た塙さんが「これは多くの人に観てほしい映画だ」と思い、4月以降多くの人に伝えるようになったという。
最初は映画を紹介する手紙を送ったり、会合に出席して魅力を語ったりしながら、地道に活動を継続。共感した多くの人の協力を得て、大阪市東住吉区に「ガレキとラジオを大阪で観る会」本部を開設した。現在はさらに輪を広げるべく、精力的に広報活動を行っている。
シネ・ヌーヴォ前で(「ガレキとラジオを大阪で観る会」提供) |
シネ・ヌーヴォには同作の感想やメッセージを募る黄色い布が。 |
『ガレキとラジオ』は6月1日(土)から7日(金)まで、そして6月22日(土)から28日(金)まで、シネ・ヌーヴォで上映。その後は京都みなみ会館や元町映画館で上映が予定されている。
「被災地から逆に元気をもらえる」との評判も高い同作。ぜひこの機会に。
詳細情報 |
上映日程 | 6月1日(土)~7日(金)、6月22日(土)~28日(金) |
映画館 |
シネ・ヌーヴォ (大阪市西区九条1-20-24、TEL 06-6582-1416) |
サイト |
『ガレキとラジオ』公式サイト http://www.311movie.com/ シネ・ヌーヴォ http://www.cinenouveau.com/ ガレキとラジオを大阪で観る会(Facebookページ) https://www.facebook.com/garekitorajioosaka |