「神戸と映画」をテーマに、参考作品の上映や座談会などを行う定期イベントがスタート。「神戸・新映画宣言」と題した第1回が神戸映画資料館で催される。無料。
『春のしくみ』(C) Atsushi Wada |
神戸と映画の関わりを、この機会にひもといてみては。
「神戸・新映画宣言」は、神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会が主催する定期イベントの第1回。「神戸と映画」をメインテーマに、過去の作品から現在の映画、未来への活動について意見を交換し合う場を創造する。
参加費無料。今後は2カ月に1回の周期で開催していく予定だという。
まず13時30分から始まる第1部は「現在から過去へ」をテーマに開催。
1936年頃に作られた神戸の観光PR映画『観光の神戸』を上映するほか、神戸大学准教授・板倉史明さんの「映画史研究から見えてくる神戸」についての講演、さらに神戸映画資料館・安井喜雄館長とのお茶会を実施する。
『観光の神戸』 |
16時からの第2部のテーマは、「現在から未来へ」。
神戸に拠点を移し、今後が期待される若手映画監督の濱口竜介さんと、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した神戸在住のアニメーション作家の和田淳さん、さらに神戸芸術工科大学で映画制作を教えている石井岳龍さん(旧名石井聰亙さん)を中心に、「神戸で作品を作ること」について語り合う場を設ける。
その他のゲストも、神戸フィルムオフィスの田中まこさん、ラジオ関西「シネマキネマ」の吉野大地さん、旧グッゲンハイム邸管理人で映画にも造詣が深い森本アリさんら、同じく神戸になじみの深い人ばかり。
また和田淳さんの『春のしくみ』(2010年、4分)を参考上映する。
『親密さ』(濱口竜介監督作)※今回は同作の上映はありません |
「神戸と映画」シリーズの第1回「神戸・新映画宣言」は、6月8日(土)、神戸映画資料館で開催される。入場無料。
過去から未来へと続く、映画と神戸のあり方を考えよう。
詳細情報 |
開催日程 | 6月8日(土)~ 第一部 現在から過去へ 13時30分 参考上映『観光の神戸』 14時 「映画史研究から見えてくる神戸」 15時 お茶会「神戸の映画館を語る」 第二部 現在から未来へ 17時30分終了予定 |
料金 | 無料 |
開催場所 |
神戸映画資料館 (神戸市長田区腕塚町5-5-1、TEL 078-754-8039) |
サイト |
「神戸と映画 第1回 神戸・新映画宣言」 http://www.kobe-eiga.net/event/2013/06/1_8.php 神戸映画資料館 http://kobe-eiga.net/ |