滋賀県の琵琶湖を舞台にした映画『偉大なる、しゅららぼん』（原作・万城目学）のクランクイン会見が4月4日（木）に行われ、主演の濱田岳さん、岡田将生さんやひこにゃんが登場した。
 クランクイン会見に勢ぞろい |
『偉大なる、しゅららぼん』は万城目学さんの小説を映画化したもの。
万城目学さんは過去にも『鴨川ホルモー』『鹿男あおによし』『プリンセストヨトミ』など、著作の多くが映像化されている人気作家。どれもが「関西を舞台にした不思議な物語」という共通点がある。
今回の『偉大なる、しゅららぼん』の舞台は、滋賀県だ。
琵琶湖畔の街・石走（いわばしり）にいる、代々不思議な力を伝承してきた一族、日出（ひので）家。その跡取りで、最強の力の持ち主とされる淡十郎と、居候を始めた分家の涼介、そして校長の娘・速水しおりや、日出家のライバル棗一族の娘・棗広海らの人間関係が、やがて街や歴史を巻き込む大騒動になっていく…というストーリー。
滋賀県で始まった撮影のクランクイン当日には、淡十郎を演じる濱田岳さんと、居候の涼介役・岡田将生さんが登場。さらに滋賀県知事、長浜市市長、彦根市市長、そして「ひこにゃん」が駆け付け、記者会見を行った。
劇中の全身真っ赤な“赤い学ラン”を着て登壇した濱田さんと、岡田さん。お互いの学ラン姿を「イケるな！」と褒め合うなど、仲の良いところを見せ付けた。
劇中では濱田さん演じる淡十郎がお殿様キャラということもあり、濱田さんが自由なボケで岡田さんをほんろうする場面も。
 「お殿様キャラ」を演じる濱田岳さん |
 居候役の岡田将生さん |
濱田さんは「お殿様な高校生役なので、マイペースに演じたい」と意気込み。「滋賀には初めて来て、新鮮。楽しい映画を作って、滋賀の方から『よくやったぞ！』と言われる作品にしたい」と抱負を語った。
一方、岡田さんは「琵琶湖に本当にありそうな話だから、世界観を大切に、面白い映画になるように頑張りたい」と話し、これからスタートする撮影に対して意欲を見せた。
 ひこにゃんと和気あいあい |
『偉大なる、しゅららぼん』は2014年春に劇場公開予定。
滋賀を舞台に繰り広げられる、新たな万城目ワールドに期待したい。
■サイト
『偉大なる、しゅららぼんの』公式サイト
http://shurara-bon.com/
