兵庫県の塚口サンサン劇場で、3月4日(土)に映画『バンバン!』の発声有りマサラ上映が行われた。
※配給会社に撮影許可を頂いております
『バンバン!』はインドで2014年に公開されたアクション・ロマンスコメディ映画。トム・クルーズとキャメロン・ディアスによる『ナイト&デイ』のリメイク権を獲得し、ダンスも加えてパワーアップした形で制作された。
日本ではファンの念願もかない、今年2023年に全国公開が実現。2月10日より上映が始まっている。
その人気を受けて、塚口サンサン劇場ではマサラ上映を開催。マサラ上映とは、インド映画でよく行われる「クラッカーを鳴らしたり紙吹雪をまいたりしながら観る」鑑賞スタイルのことで、日本の大阪で始まったイベント。2000年代以降、多くのインド映画で開催され人気を博している。塚口サンサン劇場でもインド映画だけでなくそれ以外の実写・アニメ作品問わずに開催され、多くのファンが集ってきた。
コロナ禍を迎えて、イベントはいったん中止になっていたが、無発声のマサラ上映・応援上映は徐々に復活。先日は同じインド映画の『RRR』の無発声マサラ上映も大きな人気となった。
だが発声有りマサラ上映は、2022年12月に『犬王』で観客を半分に制限しての開催以来。満席の発声有りマサラは、2020年2月の『この素晴らしい世界に祝福を!』以来、3年ぶりの開催となる。
当日、塚口サンサン劇場には多くのファンが来場。主人公やヒロイン、作中のキーアイテムであるルービックキューブや、悪役のコスプレ姿の観客も多く訪れた。
上映前には同館イベント上映の名物の一つ「前説」が。同館の戸村文彦さんが壇上に立ち、マサラ上映のガイドラインの案内と、劇中曲「Tu Meri(トゥメリ)」ダンスシーンのレクチャーを実施。
「インド映画の中でもトップクラスにわかりやすい『ここぞ!』というシーンがトゥメリの中にあります。ぜひそのタイミングでみんなで一緒にクラッカーや紙吹雪を舞わせましょうましょう」と呼びかけた。
※配給会社に撮影許可を頂いております
そして上映がスタート。
リティク・ローシャン、カトリーナ・カイフらのスターたちがスクリーンに大きく映される度に歓声が上がり、紙吹雪・クラッカーがふんだんに使用された。
特にトゥメリダンスシーンでは、シアター内の随所に劇場スタッフが配され、その「ここぞ!」場面でクラッカーを同時に鳴らしたことで、観客の興奮はピークに。観客たちは大合唱しながら踊り、さながらクラブハウスのようなパーティ空間が映画館に出現した。
※配給会社に撮影許可を頂いております
マサラ上映に参加した観客たち(撮影許可済)
当日の写真は、同じく取材に参加していた関西キネマ倶楽部のツイッターでも掲載されているので、そちらもご覧いただきたい。
【塚口サンサン劇場】@sunsuntheater
2023.03.04
「バンバン!」"発声可能"マサラ上映
<#塚口トゥメリ>
いつか…は、まさに!今日だった!!!
インド映画史上No.1級のクラッカーポイントも完璧にこなした!塚口トゥメリ!
どこよりも熱い!ダンスフェスが!ここに!
※撮影/掲載許可あり
※映画館です pic.twitter.com/6sZMGfpMTg— 関西キネマ倶楽部 (@Kan_Cine) March 4, 2023
映画『バンバン!』は、塚口サンサン劇場で3月16日(木)まで上映中。
全国の映画館でも引き続き上映が予定されている。
詳細情報 |
■映画館 ■サイト |