関西を拠点に活躍する活動写真弁士・大森くみこさんの活動10周年を迎えた記念公演が、神戸で10月2日(日)に、大阪で11月4日(金)にそれぞれ開催される。
大森くみこさんは、サイレント映画にその場で解説つける「活動写真弁士」。サイレント映画が隆盛を誇った1920~30年ごろの日本では、最盛期では約8,000人おり、スター弁士も多数存在したという。
現代の日本でもサイレント映画の上映は各地で行われているが、大森さんはそんな現在も活躍を続ける弁士の一人。コメディからシリアスまで、多彩な声色を使いこなしながら、様々なサイレント映画の活弁公演を行っている。
そんな大森さんの弁士デビューは2012年。以降、国内外の映画祭での出演や定期活弁ライブ、天満天神繁盛亭昼席の出演など、10年間にわたり活躍の幅を広げてきた。
その10周年の節目を記念して、神戸と大阪で活弁公演を実施する。
まず10月2日(日)13時からは、「コメディポップ編」と題し、コメディ作品や気軽に観られる短編アニメーションなどを上映。
戦前アニメの『黒ニャゴ』(3分)、『ちんころ平平玉手箱』(8分)と、「映画の魔術師」メリエスのファンタジー『妖精たちの王国』(16分)、そしてハリウッドを舞台にしたコメディ『臨時雇の娘』(68分)を届ける。
伴奏は、天宮遥さん(ピアノ)、イマイアキさん(トイ楽器・アコーディオン)、藤代敦さん(キーボード)が担当。
会場は、兵庫県神戸市のOSシネマズ神戸ハーバーランド。
つづいて11月4日(金)19時15分からは、「シリアス編」を開催。日本のサイレント映画を代表する作品の一つで、大阪で制作された『何が彼女をそうさせたか』(78分)を上映する。
伴奏は鳥飼りようさん(ピアノ)、山口ももえさん(アコーディン弾き語り)が担当。上映前はアコーディオンミニライブも行われる。
会場は、大阪・十三の第七藝術劇場。
チケットは両日とも発売中。詳細は各劇場ホームページへ。
詳細情報 |
■コメディポップ編 ・日程 10/2(日)13時~ ・作品 ・料金 ・映画館 ・サイト ■シリアス編 ・作品 ・料金 ・映画館 ・サイト ■サイト |